アメリカで生活していて(もしくは旅行中に)いきなり車の警告灯がつくとビックリしますよね。
この記事ではタイヤ空気圧警告灯がついたらやることをまとめました。
まず落ち着いて、以下の手順をやってみてください。
- タイヤに釘が刺さってないかチェック
- 釘が刺さっていなければ、ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れる
- 釘が刺さってるだけなら、安全運転で修理屋までいき修理してもらう
- パンクして走れなければ、スペアタイヤと交換するかロードサービスを呼ぶ
また、アメリカの修理屋さんから教わった釘を踏まない運転のコツも紹介します。
タイヤ空気圧警告灯はよく点灯するので、やることを知っておくだけでも落ち着いて対応できるようになるはずです。
目次
タイヤに釘が刺さってないかチェック
まずは近くの安全な場所に車を停め、タイヤに釘が刺さってないかチェックしましょう。
釘やひどい損傷などの異常がなければ、お近くのガソリンスタンドでタイヤに空気を入れるだけで警告灯が消えることが多いです。
釘が刺さってなければ、ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れるだけ
ガソリンスタンドの端っこの方に”AIR”と書かれたタイヤの空気入れマシンがあります。Shevronの空気入れは無料でボタンを押すだけで何回でも使えます。
黒く細長いゴムの先についたホース口がタイヤに空気を入れる箇所で、薄い鉄の部分が空気を入れるトリガー、短い鉄の棒の先っちょの金色部分が空気圧を測るゲージになります。↓
タイヤに空気を入れる手順を紹介します。
ホースが重かったり、遠くのタイヤまで届かなかったりするので、なるべく空気入れの近くに停車。
運転席のドアを開けるとシート横に、適正な空気圧を書いたシールが貼ってあるので、前輪と後輪の数字をそれぞれチェック。
この車の適正な空気圧はつぎの数字。
- 前輪(Front) : 35PSI
- 後輪(Rear) : 33PSI
空気入れの電源を入れる前にタイヤのキャップ4つをすべて外す。
先にキャップをすべて外す理由は、空気入れの起動後に毎回キャップを外していると時間切れになってしまい、また空気入れを起動しに戻らなきゃいけないのが面倒なため。
空気入れの電源を入れる。
(Shevronはボタンを押すだけ。有料の空気入れはクレジットカードでお金を払ったらすぐ起動するので初めてだと焦ります。)
タイヤのエアバルブ(空気を入れる口)にホースを挿して、トリガー(親指で押している薄い鉄の部分(青マル))を握ると空気がタイヤに入る。
片手でしっかりタイヤのエアバルブにホースを差し込み、もう片手でトリガーを押して空気を入れる。(写真だと、ホースの口を手でエアバルブに固定してないが、これだと空気が入らないので注意)
エアバルブにホースを差し込んでいるときは、金のゲージが『ピョン!』と飛び出す。
この目盛の数字を見ながら適正な空気圧値になるまで調整する。
数字が足りなければトリガーを押して空気を足し、多すぎればタイヤのエアバルブ口から出ている針を押すと空気が抜ける。
あせらずにこの作業を他のタイヤにも行う。
空気を入れ終わったら、タイヤのキャップをすべて戻すのを忘れずに。
適正な空気圧になっていれば警告灯は勝手に消える。
秋にかけて気温が下がってくるとタイヤ空気圧警告が出やすくなります。寒くなると空気の体積が下がるので、タイヤの空気圧も減ってしまうからですね。
ぎゃくに夏にかけて暑くなってくるとタイヤの空気が膨張します。
空気圧が多すぎて警告が出たことはありませんが空気の入りすぎも良くないので、暑くなってきたところでも空気圧はチェックしましょう。
月一回の点検が推奨されています。
適正な空気圧は燃費にも影響するそうで、わずかですがガス代の家計負担をやわらげるはずです。
釘が刺さっていて空気圧警告がついていたらタイヤを修理
タイヤに釘が刺さってるなら修理が必要なので、つぎのような修理屋に持っていきましょう。
- Pep Boys
- Marvis Tire
- Walmart
- Costco
- ディーラーなど
すぐに空気が抜けないなら安全運転で修理屋へ運転していきます。
釘が空気漏れを一時的に止めてくれているので、自分で抜かないでください。意外とすぐペチャンコにはなりません。
タイヤの修理のみなら20~50ドルほどで30分くらいで終わります(混んでなければ)。交換が必要だと100~200ドルほど。
パンクしていて走れなければ、積んであるスペアタイヤに交換します。
自力でスペアタイヤ交換ができなければ、『AAA』か『Premio』のようなロードサービスに連絡してスペアタイヤと交換してもらうか、修理屋までけん引してもらいましょう。
アメリカの道路で釘を踏まない運転のコツ
アメリカの道路ではよくゴミが落ちていて、釘を踏むのは日常茶飯事です。
アメリカの修理屋さんから釘を踏まない運転のコツを教わったので紹介します。
コツはなるべく道の真ん中を走り、右折の時もいちいち右に寄りすぎないことです。
カリフォルニアでは赤信号でも安全であれば右折できるルールになっています。
赤信号で右折するときは、直進する車の右側をスルスルと抜けて、交差点に他の車がきてないかを確認してから右折します。
でも、青信号のとき後続車がいなくて追突される心配がないにも関わらず、癖でわざわざかなり右側に寄ってから右折をする車がけっこういます。
この早いスピードのまま無駄に右に寄って右折していると釘を踏む確率は上がります。
なぜなら釘は道路の路肩に落ちていることが多く、路肩の近くを運転すればするほど釘を踏むリスクが高くなるからです。
この右折のときの内輪差で巻き込むから、釘を踏むタイヤはほとんどが右後ろらしいです。(我が家もこれまで3回ほど釘を踏みましたが、釘が刺さったタイヤはすべて右後ろでした)
安全ならばなるべく道の真ん中を走るようにしましょう。
アメリカでタイヤ空気圧警告灯がついた時にやることまとめ
車のタイヤ空気圧警告灯がついたら次の手順をやってみてください。
- タイヤに釘が刺さってないかチェック
- 釘が刺さってなければ、ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れる
- 釘が刺さってるだけなら、安全運転で修理屋までいき修理してもらう
- パンクして走れなければ、スペアタイヤと交換するかロードサービスを呼ぶ
涼しくなってくると空気圧警告灯がつくことが多いので、タイヤの空気の入れ方を知っておくだけで落ち着いて対応できるはずです。
釘を踏まない運転のコツは、釘が落ちてることが多い路肩には寄りすぎずなるべく道の真ん中を走ることです。安全であれば右折のときもいちいち右に寄りすぎない方が釘を踏むリスクは下がります。
こういった生活系のトラブルはアメリカでは日常茶飯事です。
オーナーさんや業者との英語での会話は必須ですので、駐妻さんも英語の勉強はしておいたほうがいざというとき安心です。