
アメリカ駐在が決まったけど、どう英語勉強したらいいんだ…

アメリカ駐在中だけど、英語がまったく上達してない…
こんな悩みに駐在奥さんのためのシンプルな英語勉強法を紹介します。
僕はアメリカに4年駐在していて、生活の立ち上げから仕事、日常のトラブル対応、病院、学校などのやりとりを一通り経験しています。
旦那さんは嫌でも英語で仕事するので自然と伸びていきますが、駐在奥さんは自分で勉強していかないとアメリカに住んでも話せるようになりません。
つぎの3ステップで英語を勉強していきましょう。
- 汎用的な文法と単語を学ぶ
- オンライン英会話などで話すことに慣れる
- 失敗を恐れずアメリカで話しまくる
英語ができなくても生活はなんとかなりますがたまにストレスが溜まります。せっかくだから楽しくアメリカ生活を送りたいですよね?
駐在だけなら難しい英語は必要ないことがわかりますので読んでみてください。
目次
アメリカ駐在のための英語勉強方法3ステップ

まずは最低限の英会話ができたり、やりたいことを伝えられるレベルを目指します。
TOEIC900点になる必要もなければ、同時通訳のような瞬時に流ちょうな英語を話す必要もありません。
言いたいことが相手に伝わり、相手の言葉を聞き返しながらも要点を理解できるレベルであれば、アメリカでも生活できます。
基本的な文法と単語がないとそもそも文章が作れませんので、まずは文法と単語をインプットします。
僕の妻は高校の英語でいつも40点くらいだったらしく、ここからの勉強が必要になりました。学生のときにちゃんと勉強していればサラっと復習する程度で大丈夫です。
本で勉強

僕はいろんなTOEIC教材でも勉強しましたが、駐在生活だけなら簡単な文法と英単語を使えればいいと思います。
中学/高校の英文法と単語でも会話は成り立ちますし、アメリカでもよく使います。
いつも僕は中学で習った文法に仕事や会話でよく使う単語を当てはめて会話しています。
- This is 〜
- Can I 〜
- I would like to 〜
- I’m going to 〜
- Let me ~
とか、普段の会話でよく使いそうな文法は使えるように訓練しておきましょう。
僕は『たったの72パターンでこんなに話せる英会話』という本で勉強していて、この72フレーズをすきま時間にひたすらシャドーイングする習慣がありました。
おかげでアメリカに住んでる今でも、ほとんどこの72フレーズのどれかに必要な単語を当てはめて会話しています。
『2割の単語で会話の8割は成り立っている』といわれることもあります。
このため、アメリカでも中学で習うような英単語がよく会話で出てきますので使えるようになっておきましょう。
- get
- take
- make
- go
オススメの英単語本は『中学・高校6年分の英単語が10日間で身につく本』です。
基礎的な単語をわかりやすく解説していてくれていますので、紹介されている簡単な単語から覚えていきましょう。
YouTubeで勉強し、スマホの録音機能で自分の発音をチェック
動画でも学習しましょう。
無料で英語系YouTuberたちがわかりやすく10分くらいの動画にまとめてくれているので、学習としてはとっつきやすくておすすめです。
おすすめYouTuberは『Aira’s English』と『あいうえおフォニックス』です。
『Aira’s English』では中学英語だけでスピーキングができるよう勉強でき、簡単なのに実践的な単語やフレーズの使い方を学べます。
『あいうえおフォニックス』は本物のネイティブの発音を知れ、発音練習もできます。使えるフレーズなども紹介しているので、発音とフレーズをセットで勉強できます。
アメリカに来たばかりの日本人が英語を理解できない理由の一つに『自分が思っている発音と本当の発音が違いすぎる』ことがあります。
このため、アメリカの本当の発音を知るのは勉強になります。
自分の発音が悪くても相手に伝わらないので、スマホの録音機能で自分の発音を録音し、本当の発音と比べてみましょう。
動画も使ってなるべく本物の発音に近づけていきます。

本とYouTubeは一人でもできる勉強法ですが、今度は覚えた英語をアウトプット(話す)する場が必要になります。
インプットだけしててもアウトプットしなければ成長しませんし、アウトプットしなきゃいけない緊張感でインプットの効率も上がっていきます。
僕はつぎの英会話スクールでアウトプットの場を作りました。
- ECC英会話学校(駐在前)
- ネイティブキャンプ
英会話学校(駐在前なら)
ECCでは入会のときに面接でレベルチェックされ、レベルごとのクラスをわけられるので、自分にあったクラスで会話ができます。
ネイティブの先生も優しく、ゆっくり話してくれるので、楽しくレベルアップしていけました。
白人の先生と話すのは少し緊張しますが、実際の会話を想定して練習するのにいい環境でした。
しかし、安くはないので、やるなら費用を無駄にしないようにしなければいけません。
僕はレッスンが終わった後は家に帰る前にモスバーガーで安い飲み物を1杯頼んで、勉強したことを復習して定着させていました。
オンライン英会話

今はコロナで対面はちょっと…。しかも高いレッスンはハードル高い…。
その場合は、オンライン英会話のネイティブキャンプが月6480円でレッスン受け放題なので、コスパがよくおすすめです。
僕はアメリカに来てからも毎日30分、寝る前にスマホでレッスンを受けていました。
しかし、ネイティブの先生は人気が高いのであまり受けられず、フィリピン人の先生ばかりになってしまいました。
フィリピン人の先生も親切だしアジア系ということもありなんか話しやすく、コスパ良く会話する場をたくさん作れたのはありがたかったですね。
合わなくても辞めやすいので、オンライン英会話はおすすめの学習方法です。

ステップ2までで基礎的な文法や単語が身につき、会話にも慣れるはずです。
しかし、日本で勉強してもアメリカで生活し始めるとまだまだと感じると思います。
本物のアメリカ英語は早すぎて理解できないことを知る
アメリカ生活が始まってすぐは英語が早すぎて雑音にしか聞こえないんです。
『え!?今のは英語なの!?』って感じです。
でも、その雑音の中からキーワードを聞き取って、今の状況からこんなことを言ってるんだろうな?って推測しながら間違っているかもしれないけど話してみて、少しずつ慣れていき、実践的な英語に昇華されていきます。
最初はへこむと思いますが、相手は英語が下手なことを気にしないので、恥ずかしがらずにどんどん挑戦していきましょう。
>>【アメリカ生活あるある17選】在米日本人が共感するアメリカの試練
アメリカに住んでからも英語の勉強継続
アメリカでも英語の勉強を継続することをおすすめします。
- 使いそうな単語を覚える
- 簡単な文法を使えるように慣れる
- 日ごろから『こんな時どう言ったらいいんだろう?』と考えて調べる
- オンライン英会話を継続する
日本のオンライン英会話はアメリカでも継続できます。

アメリカに住んでいるのにネイティブと話さねーのかよ。
って聞こえてきそうですが、駐在の奥さんがアメリカ人と話す機会はそんなに多くありません。しかし、英語を話さなければいけないときが突然きてしまいます。
なので、英語を話す環境を維持し、アメリカ人でなくても英語に常に触れておく必要があります。
なにしろすぐ忘れるので。
僕は通勤中にも現地のラジオを聞き流したり、YouTubeを流してシャドーイングを繰り返していました。お買い物や子供を学校に送った帰りにも車でシャドーイングできますよね。
ESLクラスを利用する
アメリカに無料のESLクラスがありますので参加してみましょう。
妻は毎週ESLに参加していますが、中国、韓国、イランなどいろんな国の人たちと交流できて楽しそうにしています。
いまだに英語はほとんどわからないし話せないのですが、みんなが外国人なので同じ境遇の人たちばかりなのでアウェー感がなくて意外と楽しいらしいです。
基礎的な勉強は継続しつつ、積極的に英語を話す場を活用していきましょう。
この英語勉強方法の効果

僕は日本でできる範囲の学習方法(ステップ1と2)でアメリカ生活の立ち上げできる最低限の英語を身に付けることができました。
- 家のオーナーさんとの会話
- 車を買うときの交渉
- 家具家電などの買い物
- 仕事環境の立ち上げなど
上手くいかずへこむこともありましたが、なんとか生活を立ち上げできましたので、やっておいてよかったなと思っています。
今でもつぎのようなこともしますので、駐在奥さんも生活に必要な英語力は身に付くと考えています。
- 外食での注文
- トラブル対応(家や車など)
- 病院の予約や医師との会話
- 学校との面談など
- ホームパーティでの雑談など
最低限の英会話力があってこれらを奥さんだけでも対応できれば、旦那さん不在でも安心感があるはずです。
アメリカ駐在のための英語勉強方法まとめ
アメリカ駐在にはつぎの3ステップで英語を勉強していきましょう。
- 汎用的な文法と単語を学ぶ
- オンライン英会話などで話すことに慣れる
- 失敗を恐れずアメリカで話しまくる
完璧な英語は必要ありません。
伝えたいことが伝わり、やりたいことができればそれでいいんですから。
もしなにからやっていいかわからない場合は紹介した方法を試してみて下さい。
アメリカ駐在の全体像(会社から駐在を任命されてからアメリカ生活を立ち上げて慣れるまで)をまとめていますので、ご興味があれば参考にしてみてください。

家族の英語がどこまで必要か,は難しいところですね。でも出張の間に家のことで何か有った場合を考えると,それなりに会話ができると,心強いですね。
ところでご参考までに,ですが,私の家内は図書館の無料英語教室や,コミュニティカレッジの(有料だけどそこまで高くない)英語教室に通っていました。パンデミック下でも,オンラインで無料授業があったりします。NYなので移民が多いから,なのかも知れないですが,結構地元の図書館は使えるかも知れないです。
コメントいただきどうもありがとうございます。
最初の方は僕が出張中に妻と子供だけで何かあったらどうしようと心配だったのと、駐妻さんのブログ拝見すると英語ができなくて旦那さんの仕事を毎回止めてしまい申し訳ないという方もいまして、奥さんもそれなりに英語できたら心強いかなと思っています。
なるほど、地元の図書館ですか。
うちの近くもいろんな国籍の人が住んでいるので、図書館にも英語教室あるかもしれませんね。チェックしてみますね。