アメリカで停電して、ブレーカーをオンに戻したけど復旧しない…。
こんな状況で困っていませんか?
日本の感覚だと、停電の復旧は『ただブレーカーをオンに戻すだけじゃん!』と思うはずです。
しかし、アメリカの家はブレーカーをオンにするだけでは復旧しない場合があります。
正しいやり方は、停電した箇所のブレーカーを一度確実にオフにしてからオンに戻すことです。
この『一度オフにする』ことが重要なんです。
僕も先日、アメリカで停電したので直し方についてまとめてみました。
このやり方で停電の復旧を試してみてください。
目次
アメリカ住宅の停電の復旧方法
アメリカ住宅で停電したときの対処法を説明します。
僕はこれまでつぎの2種類の停電があったので、それぞれ解説します。
- お部屋の停電
- バスルームの停電
最初ブレーカーをオンに戻したけど復旧しませんでした。
復旧しなかったのは、つぎの2つが原因でした。
- 日本での直し方と同じだろうという思い込み
- アメリカのブレーカーが落ちたときの『TRIPPED』の状態を知らなかったこと
アメリカのブレーカーが落ちたとき、日本のようにオフの位置に落ちるわけではありません。
『TRIPPED』といってオンとオフの中間の中途半端な位置にブレーカースイッチが落ちます。
この『TRIPPED』の位置から確実に一度オフにしてから、オンに戻さなければ電源は復旧しないのです。
僕の場合は、マスターベッドルームのブレーカースイッチをただオンにしたら直るだろうと思って、一度もオフにせずオンに戻したので最初復旧しなかったのですね。
アメリカ現地のサイトも参考にしてみたのですが、停電の復旧には以下の手順で試してみましょう。
念のため、停電した部屋内のすべての家電のコンセントを抜く。
ブレーカーパネル*を開いて中を確認し、”TRIPPED(オンとオフの中間位置)”になっているブレーカースイッチを見つける。(どの部屋のブレーカースイッチかパッと見でわかればいいけど、字が汚くてどれだかわからないことも…。)
“TRIPPED”のスイッチを一度しっかりとオフにする。(固い場合があるので、力を入れてしっかりオフにする)
一度オフにしたブレーカーをオンに戻す
*ブレーカーパネルの場所は家によって違うので探してみましょう。つぎの場所にあることが多いようです。
- 家の外の壁
- ガレージ
- 地下室
- ウォークインクローゼットなど
我が家はガレージにありました。
停電の原因と僕の無駄だった心配
先日、マスターベッドルームが停電し、部屋内のすべての電気をつけた状態で、ドライヤー、ヒーター、空気清浄機を同時に使ったことが原因でした。
さすがに、一度に使うとアメリカの家でも停電するのですね…。
ブレーカーをただオンに戻してみて復旧しなかったときは、オーナーさんに連絡するかあせりました。
僕が住む家は築35年と古いので、またどこか壊れたのかといつも心配になります。老朽化で部品かなにかが壊れるのを常に覚悟していたので「またかー、めんどくさ…。」って思っていました。
うちのオーナーさんは優しいので、連絡してくれたらすぐに様子を見にきてくれます。
しかし、できればつまらないことでわざわざ来てもらうのは申し訳ないので、自分たちだけで解決したいなぁと思っています。
もしあなたが同じような状況であれば、この記事が役に立ったら嬉しいです。
バスルームのコンセントがすべて停電していたこともありましたので、直し方を説明します。
ブレーカーパネルで落ちているブレーカーがないなら、GFCIコンセントでリセット作業をしてみましょう。
GFCIコンセントがこれ↓で、コンセント上に『TEST』と『RESET』の2つのボタンがあるはずです。
GFCIコンセントでリセット作業とは、たったつぎの2ステップです。
- 1, 『TEST』ボタンを押す
- 2, 『RESET』ボタンを押す
アメリカの停電復旧方法まとめ
アメリカの住宅での停電を復旧するときの方法を説明しました。
お部屋の停電時には、『TRIPPED(オンとオフの中間位置)』のブレーカースイッチを一度オフにしてからオンに戻してみましょう。
バスルームのコンセントがすべて停電していたら、GFCIコンセントでリセット作業(TEST、RESETの順にボタンを押すだけ)をしてみましょう。
オーナーさんに連絡する前に一度試してみましょう。
ちなみに、コンセントは和製英語なので現地では通じず、正しい英単語は『Outlet』でした。
こういった生活系のトラブルはアメリカでは日常茶飯事です。
オーナーさんや業者との英語での会話は必須ですので、駐妻さんも英語の勉強はしておいたほうがいざというとき安心です。