グランドキャニオン国立公園の絶景ポイントを紹介します。
一生に一度は見てみたい絶景の一つとしてあがるのがグランドキャニオンで、その壮大な渓谷を見ようと世界中から観光客が訪れます。
僕もグランドキャニオン国立公園にはこれまで3回訪れていますが、何度見てもこのダイナミックな景色には感動します。
2022年9月にも2泊3日で一人旅して、ひたすら絶景ポイントを回って、トレイルして、各観光スポットの写真を撮りまくりました。
サウスリム側のほとんどの観光スポットは回ったし、メジャースポットの朝日、夕日、昼間の景色はすべて見たと思います。
そんな僕が絶景ポイントをまとめましたので、
絶景ビューポイントがたくさんあるけどどこに行けばいいの?
という疑問の解決には役立つと思いますので参考にしていただき、ぜひ実際に訪れて自然が作り上げた素晴らしい景色を見てみてください。
目次
グランドキャニオン国立公園とは
グランドキャニオン国立公園とは、1979年に世界遺産にも登録されたアメリカ・アリゾナ州に位置する大渓谷が特徴の国立公園。
この壮大な渓谷はコロラド川が数百万年の長い年月をかけて削って作り上げたとされています。
グランドキャニオン国立公園の入場料は車一台で35ドルです。
入園料は支払いから7日間有効ですので、入園した際にもらったレシートは無くさないようにしましょう。
また、1年間で3ヶ所以上の国立公園に訪れるなら80ドルの年パスがお得です。グランドサークルのロードトリップなら、ザイオン、ブライスキャニオン、アーチーズなどの国立公園もあるので年パスの購入を検討してみてください。
>>グランドサークルのおすすめ観光スポット10選〜子連れ旅行の注意点も紹介〜
グランドキャニオン国立公園へはラスベガスから東に車で4時間ほど。
ロサンゼルスからは車で8時間ほどです。
自家用車、レンタカーでなにもない道をひたすらドライブして向かうのも楽しめます。
ラスベガスやロサンゼルスからのツアーもありますので、検討してみてください。
グランドキャニオン国立公園サウスリムの絶景ポイント
グランドキャニオンには、コロラド川を挟んで北側の「ノースリム」と南側の「サウスリム」とありますが、通年オープンしていてかつアクセス的にも観光しやすいサウスリムの絶景ポイントを紹介していきます。
トレイルコースも充実しています。
ノースリムは観光スポットが少なめで設備もサウスリムほど充実していないため、ほとんどの観光客がサウスリムを訪れます。
公園内の移動は車かシャトルバスになります。
グランドキャニオンビレッジにはホテル、カフェ、お土産屋、スーパー、郵便局、ビジターセンターなどがあります。
メインの絶景ポイントである「マーサーポイント」「ヤバパイポイント」まではここの駐車場からは歩いていけるので観光の拠点になるところ。
駐車場も十分広いので車をとめやすいと思います。
絶景ポイントではありませんが、ここは立ち寄るところなのでまず紹介しました。
マーサーポイントはサウスリムでも一番の人気ポイントで、とくに朝日が美しく見られるところと言われています。
美しい日の出を見ようと早朝から多くの観光客が集まります。
夕日も美しいのですけどね。
ヤバパイポイントも人気の絶景ポイントで夕日が人気。マーサーポイントほど混んでないので、静かに景色に浸りたいならおすすめです。
朝日も穏やかに見ることができました。
地質博物館もあるので、展示物からグランドキャニオンの歴史なども学ぶことができます。
グランドキャニオンの人気のトレイルコース「ブライトエンジェルトレイル」。
行きはコロラド川の方に向かって渓谷を下っていき、帰りは来た道のそのまま登っていくコースです。
最後まで制覇するのには日帰りでは不可能で危険とガイドが出ていますので、途中の休憩所などのポイントで引き返す感じになると思います。
Mile and a Half Resthouse(往復2〜3時間)
トレイルの目安としていくつかの休憩小屋があります。僕はこの「Mile and a Half Resthouse」で引き返しました。
さらに渓谷をどんどん下っていくと、下から見る渓谷や地層の変化などもあるので、変わりゆく景色を楽しむことができますので、体力と時間があるなら挑戦してみてください。
ハーミットロードはグランドキャニオンビレッジから西に向かって伸びているいくつものビューポイントを通過する道。
終点のハーミットレストまで無料シャトルバスも通っています。
シャトルバスを使わなくても平坦な舗装された景色のいい道を歩いていくリムトレイルでも西の方へ進んでいけます。
景色を見ながらリムトレイルしたり、バスを利用したりと体力と相談して攻略してください。
トレイルビューオーバールック(Trailview Overlook)
パウエルポイント(Pawell point)
ホピポイント(Hopi Point)
モハベポイント(Mohave Point)
ザ・アビス(The Abyss)
モニュメントクリークビスタ(Monument Creek Vista)
ピマポイント(Pima Point)
ハーミットレスト(Hermit Rest)
ハーミットロードの終点がハーミットレストです。
鐘がついたシンボルの門、サンドイッチ、アイス、コーヒー、お土産などの売っている売店や、ベンチなどのある休憩スポットになっています。もちろんグランドキャニオンの渓谷の景色がみれる休憩広場です。
グランドキャニオンビレッジから東に伸びた道路・デザートビュードライブ。シャトルバスはありませんので車でドライブすることになります。全ビューポイントに駐車場あり。
途中にはいくつものビューポイントがありますので、ここで紹介していきます。
パイプクリークビスタ(Pipe Creek Vista)
ダックオンアロック(Duck on a Rock)
グランビューポイント(Grandview point)
モランポイント(Moran Point)
ラパンポイント(Lipan Point)
ナバホポイント(Navajo Point)
デザートビューウォッチタワー(Desert View Watchtower)
デザートビュードライブの奥にはレンガでできたデザートビューウォッチタワーという特徴的な塔があります。
歴史を感じる建物ですし、この塔の中にも無料で入れます。
もちろん塔の周りにもコロラド川も流れる大渓谷が広がっています。駐車場からすぐお土産屋やカフェもあります。
ここでの夕日も本当にきれいでした。
ヤキポイントは穴場スポット。シャトルバスでしかいけないアクセスなので、わざわざここで朝日を見る人はあまりいません。
ですが、朝はとにかく人がいないので人の声も物音もほとんどしない無音空間での朝日の鑑賞を独り占めできます。
一人もしくは大切な人とだけ静かにただただ目の前の朝日に集中したい人にはおすすめの絶景ポイントです。
トレイル入口まではシャトルバスで行きます。
渓谷下までひたすら下っていくトレイルコースでブライトエンジェルトレイルよりはかなりひらけた景色の中のトレイルなので開放的です。
僕はCeder Ridgeというひらけた広場まで行き、そこで休憩して引き返しました。
オーアーポイント(Ooh Aah Point) : 往復1〜2時間
セダーリッジ(Ceder Ridge) : 往復2〜3時間
夕日、朝日を見るときの注意点
朝の公園エントランス、駐車場など混むこともあるので、かならず時間に余裕を持って観光スポットに到着してください。
スマホで日の出と日の入の時刻は調べられますので、前もった行動をお願いします。
遅れてその瞬間を見逃さないように。
グランドキャニオンの気温、服装、持ち物
グランドキャニオンの観光シーズンとしては4〜11月と言われています。
夏でも湿度は低くカラッとしているので快適で過ごしやすいですが、早朝はかなり冷え込みますので上着はあった方がいいでしょう。
僕はグランドキャニオンには9月に2回、11月に1回訪れています。
9月は昼は半袖、朝夜にはパーカーを一枚。11月の早朝は一桁なので、朝日と夕日時はダウンを着て観光してました。
トレイルする場合は以下の装備を忘れずに。
- 動きやすい服装・靴
- 日焼け止め
- 帽子
- サングラス
- 水・軽食
グランドキャニオン観光には何日必要?
グランドキャニオン観光に必要な日数として、最低1泊はすることをおすすめします。
朝日、昼間、夕日と時間帯で渓谷の景色が変わる様子を見れるからです。
時間にゆとりも持ってゆ〜っくりとこの景色に浸る体験をしてみてください。
また、トレイルに挑戦する場合にも休む時間は必要になりますので、時間に余裕はあったほうがいいと思います。
グランドキャニオン国立公園内と周辺のホテル
グランドキャニオンは公園内にもいくつかホテルがあります。
公園内の「Yabapai Lodge」に泊まったことありますが、スーパーがすぐ近くにあるし観光スポットまでも近くて便利で、夜は星が見えるので良かったです。
空きがあればこのヤバパイロッジはおすすめです。
ただ、公園内のホテルはどこも人気で予約が取れない場合もあります。
公園エントランスからすぐの街「ツサヤン(Tusayan)」でも問題ないと思います。
僕はTusayanの「Red Feather Lodge」や「Grand Canyon Plaza Hotel」にも泊まったことがありますが、早起きすれば朝日もぜんぜん間に合う立地でした。
街にはスタバ、スーパー、ガソリンスタンドなどもあるので便利です。
この写真は「Grand Canyon Plaza Hotel」の客室です。きれいでした。
公園内のホテルが空いてない場合はツサヤンのホテルを検討してみてください。
公園外のツサヤンのホテルでも観光には問題ありません。なぜなら僕はツサヤンのホテルに泊まっても本記事で紹介した多くの観光スポットを回れたからです。
ちなみに国立公園周辺のホテルは観光シーズンになると空きがなかったり、空いてたとしても値段が高騰している可能性もありますので、ホテルだけでも早めに予約しておくことをおすすめします。
グランドキャニオン国立公園の絶景ポイントまとめ
グランドキャニオン国立公園はいくつもの絶景ポイントがあり、純粋なダイナミックな大渓谷やこの渓谷を作ったコロラド川からも自然の力を感じたりと景色だけでも楽しめます。
トレイルも歴史を感じながら渓谷の底へ下っていく体験は一生の思い出でした。
一般的にはグランドキャニオンビレッジを拠点に次のメインスポットを抑えるのが定番です。
- マーサーポイント
- ヤバパイポイント
- デザートビューウォッチタワー
時間に余裕があれば紹介した絶景ポイントにも訪れてみてください。
くれぐれも無理をせずに安全に、ぜひこの圧巻の絶景を楽しんでみてください。
長い道のドライブですのでトラブルや事故などが心配であれば、観光スポットまでバスで連れてってくれるツアーの利用もご検討してみてください。