アメリカではハロウィンで何をするかをご紹介します。
僕は2018年からアメリカに住んでいてこれまで5回のハロウィンを過ごしましたので、実体験ベースでお伝えします。
日本とは違うアメリカのハロウィンを楽しみましょう。
アメリカのハロウィンではどんな準備をすればいいか知りたい
アメリカでハロウィンを楽しみたい
アメリカを知り日本でのハロウィン活動をアップデートしたい
目次
アメリカのハロウィンって何をする?
アメリカのハロウィンは毎年『10月31日』で決まっています。
9月頃になるといろんなところでハロウィン装飾がされ始めます。スーパーでは、ハロウィン用のお菓子やコスプレ用のコスチュームなどグッズが並ぶだけではなく、お店全体もオレンジと黒がベースのハロウィン装飾がされます。
では、アメリカでは具体的に何をするのでしょうか?
かぼちゃを買う
ジャックオランタンを作る
家を飾り付け
子供用のコスプレ準備
トリックオアトリート用のお菓子を買う
ショッピングモールなどでのイベントに参加
夜はトリックオアトリートしにいく
ハロウィンはアメリカでは大きな行事ですが、なにもやらない家庭もあり強制参加ではありません。
なので、まずは楽しそうなものだけやってみるのがいいと思います。
我が家もまだジャックオランタンは作ったことがありません。
ハロウィンシーズンになったら準備することを紹介します。
かぼちゃを買う(パンプキンパッチが楽しい)
スーパーにハロウィン用の大きなかぼちゃが陳列されるようになるので気軽に買えます。
でも、かぼちゃを買うならパンプキンパッチに行ってみましょう。
パンプキンパッチとは『ハロウィン用のかぼちゃを売っている場所』のことで、近所の公園や広場などでやってます。

広場には大量のかぼちゃが置かれていて、日本では見れない不思議な光景です。
パンプキンパッチ広場には、子供用の乗り物アトラクションなどもあって、手軽な週末のお出かけスポットとしても楽しめますよ。

ジャックオランタンを作る
かぼちゃを買ったらジャックオランタンを作ります。

ジャックオランタンとは、かぼちゃを目、鼻、口をくり抜いて作った顔の形をしたランタンです。
玄関に飾っている家が多いです。
作るのが面倒であれば、買ったかぼちゃをそのまま玄関に飾っておくだけでもいいでしょう。
ジャックオーランタンにも作る人の個性が出ます。
コロナ渦での2020年はマスクをしたものもありました。

家を飾り付け

ハロウィンの季節になると、近所の家々が飾り付けを始めます。ハロウィンの飾り付けに興味があればやって見ましょう。すべての家ではありませんので、飾り付けしなくても浮かないので大丈夫ですよ。
個性あふれるいろんな飾り付けを見ていると、ハロウィンがアメリカの大きなイベントなんだと実感します。
家の玄関でみる代表的な飾り付けはつぎのようなものです。
ジャックオーランタン

お墓

ガイコツ

蜘蛛

バルーン(おばけ、ミッキーや猫など)など

子供用のコスプレ準備
子供がいる家庭は、つぎの機会で仮装するのでコスプレを準備します。
- ハロウィン当日は学校に着ていく
- 当日トリックオアトリートする
ハロウィン当日は、子供は学校にコスプレして登校し、コスプレのまま一日を過ごします。2021年はハロウィンが日曜だったので、金曜の学校がコスプレして過ごす日になってました。
スーパー、ハロウィン専門店やアマゾンなどでいろんな種類のコスプレがあるので、見ていると楽しいですよ。
遅くなるとサイズや種類がなかったりするので、早めに買っておくといいかもしれません。
ご参考にうちの子のこれまでのコスプレを紹介します。
2018年(ウッディ)

2019,2020年(ミッキー)

2021年(消防士)

トリックオアトリート用のお菓子を買う
近所のスーパーでチョコレートやキャンディーなど個分けにされたお菓子を買っておきます。
多めに買っておき、余っても自分たちでも食べれるものがいいでしょう。
ハロウィン当日にやることを紹介します。
日本では大人がコスプレして騒ぐイメージですが、アメリカのハロウィンはあくまでも子供が主役のイベントです。
ショッピングモールなどでのイベントに参加する
ショッピングモールや教会などでハロウィンイベントが開催されますので、子供は仮装して参加できます。
お店にトリックオアトリートしに行ったり、ハロウィンウォークで行進したりします。
近所のショッピングモールでは警察がお菓子を配っていました。警察も明るく楽しみながら参加するところがアメリカらしいですね。

いろんな仮装した子供や大人がいて楽しめます。
もちろん無料です。
夜はトリックオアトリート(Trick or Treat)しにいく
日本との大きな違いは、仮装した子供が近所の家を『Trick or Treat』してまわることでしょう。
『Trick or Treat!(いたずらかお菓子か?)』は、『お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!』というハロウィンで使われる言葉です。
夜はハロウィン装飾された家がライトアップされてまた雰囲気が変わりますよ。

ハロウィン当日の夜はお祭りのような雰囲気になり、多くの人が『Trick or Treat』しに出歩きます。伝統的に毎年家のハロウィン装飾にこだわっている地域もあり、力を入れている地域では大混雑します。
家の前でお菓子の用意してスタンバイしている大人たちもちゃんとコスプレしています。

パトカーが止まっていて人だかりができていたので、『なにか事故か?』と思ったら、警察が直接お菓子を配ったりもしていました。


玄関に明かりが灯っているか、ライトなどで明るく装飾されている家であれば、『Trick or Treat』しにいっていいと判断してOKです。
アメリカの『Trick or Treat』はつぎの4ステップです。
- 1, 家に訪問
- 2, 大人が出てきたら子供は『Trick or Treat』と言う
- 3, 大人は『Happy Halloween』と言いながらお菓子をくれる。たまにコスチュームをほめてくれる(子供が消防士のコスプレで行ったら『あぁ、待ってたわファイヤーマン!』と言われた)
- 4, 子供は『Thank you』とお礼を言う
当日の夜は、近所の家をまわりこれを数十回くりかえします。
家でのんびりしたくてもハロウィン当日は子供たちが来てしまいますので、『Trick or Treat』対応したくない場合は、玄関の電気を消しておき居留守しましょう。
なるべく気配を消すことです。
自分たちも夜は子供と『Trick or Treat』しにいきたいことでしょう。
でも、留守にしてしまうと仮装したかわいい子供たちが家に来ても渡すことはできません。
そんなときは、勝手に持っていけるように玄関に明かりを付けてお菓子を置いておきましょう。
終わって家に帰ると、その玄関に置いておいたお菓子はすべてなくなっています。
アメリカのお菓子は添加物が多そうなので、全部食べると身体に悪そうです。むし歯のリスクも高まります。
美味しそうなお菓子だけを選んで、残りは歯医者や学校へ寄付できます。
2021年はドライブスルータイプの『Trick or Treat』に参加してみました。
僕が参加したところでは、『トランクオアトリート(Trunk or Treat)』と題して、コスプレした大人が車のトランクにお菓子を積んでスタンバイしていました。

ドライブスルー形式でモール内の各トランクをまわり、窓の外から子供のかごにお菓子を入れてくれます。
コロナ渦でソーシャルディスタンスを保ちながらトリックオアトリートしたければ、このドライブスルーのタイプもおもしろいです。
ドライブスルーでもやるあたりは、車社会のアメリカならではですね。
会社でも一部ハロウィン装飾がされるので、事務所でもハロウィン感を味わえます。
うちの会社では、毎年コスプレコンテストがあります。
一緒に働く日本人駐在員たちもコスプレ披露はしたくないのですが、このときばかりは殻を破りみんなコスプレをがんばっています。
でも、強制ではないので、嫌であればコスプレしなくてOKなスタンスです。
2020/2021年はコロナ渦だったので、事務所でのイベント開催は中止になりました。
でも、コスチュームコンテストだけは行われ、各自が仮装した写真を会社の運営に送り、良かった数名が入賞するというものでした。
コロナでも形を変えて開催されるあたりが、アメリカではハロウィンが大事なイベントの一つなのだと感じます。
アメリカのハロウィンでやることまとめ
アメリカのハロウィンは日本とは違いますね。
一番の違いは、仮装した子供たちの『トリックオアトリート(Trick or Treat)』です。
アメリカではクリスマスよりもハロウィンの方が力を入れているイベントで、地域のハロウィンイベントに参加すると楽しめると思います。
また、7月4日の独立記念日もパレードや花火で盛大に祝われるので日本人でもかなり楽しめます。
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また、駐在や留学などでアメリカで生活する予定なら、日本とは違う年間のイベントや文化などもたくさんありますのでぜひ知っておきましょう。