アメリカ駐在中の生活防衛資金の目安【いくらあれば安心?】

支出

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アメリカに住みはじめたけど、銀行口座はいくらあれば安心なのだろう?

こんな疑問に、アメリカに5年駐在している僕が、生活防衛資金の目安を考えてみました。

生活防衛資金(Emergency fund)とは、『突発的な出費に対応するために、すぐに使えるお金』のことです。

たとえば、いきなりの失業や高い医療費などに対応するのが目的です。

アメリカは医療費や物価が高いと言われるので、『なにかのトラブルで貯金がなくなったらどうしよう…。』という不安はあると思います。

あるていどの貯金があると安心して生活できるので、参考にしてみてください。

なぜ生活防衛資金が必要か?

つぎの2種類の出費に対応するために、あるていどの現金貯金は必要となります。

  • 月々の生活費
  • 突発的な出費

貯金が少ないと、なにかのトラブルで銀行残高が心配になり、安心して生活できないことでしょう。

海外だとなおさらですね。

また、貯金がなくなったら借金をしなければいけません。

借金すると金利が発生するので、本来払わなくてよかったお金が出ていってしまいます

普段の生活費でも借金してしまうのは、たった数十ドルだとしてももったいないと思います。

あるていどの現金が口座にあると安心して過ごせるので、『安心のお守り』としても機能します。

では、いくらあればアメリカで安心して生活できるでしょうか?

カリフォルニア在住3人家族は『20,000ドル』あれば安心

心配なし

結局のところ、生活防衛資金をいくらにするかは家庭によります。

でも、そんな結論ではつまらないと思うので、僕の家庭の生活防衛資金の金額を公開します。参考にしてみてください。

我が家は『20,000ドル』あれば安心という結論になりました。

毎月の生活費が6,000ドルくらいなので、約3ヶ月分の生活費を生活防衛資金としています。

>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2019年

>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2020年

>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2021年

>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の1ヶ月の生活費_2022年

まず毎月の生活費を把握

まずは毎月の生活費を把握する必要がありますが、生活費は各家庭によります。

ざっくりでいいので月々の家庭支出を把握してみましょう。

面倒であれば、つぎのような大きな支出だけでも、ざっくり把握できます。

  • 家賃
  • 教育費
  • 自動車
  • 保険料
  • 食費

アメリカ駐在中の生活防衛資金の預け先

生活防衛資金の預け先はつぎの条件が理想とされています。

  • 利回りが高い
  • いつでも引き出せる

しかし、アメリカ駐在員はせいぜい4〜5年で日本に帰国しますので、たとえば0.4%くらい高い利回りを狙ってわざわざ生活防衛資金用の口座を開設するのは、手間のわりにリターンが少ないです。

期間が短く、預けておく元本が少なければ大きなリターンも見込めないからです。

日本へ帰国するときには、口座を閉じるか住所を変えなければいけませんので、管理などの手間も考えると、生活で使っている銀行口座に入れておけばいいと思っています。

支出のケーススタディ

計算

実生活の突発的な出費として、つぎの支出についてケーススタディしてみました。

  • 失業 : 0ドル
  • 医療費 : 10,000ドル
  • 自動車 : 10,000ドル
  • 家 : 1,000ドル

駐在員である自分の場合を考慮しつつ、ざっくりとした必要額をまとめてみました。

ちゃんと合計すると21,000ドルですが、さすがにこれからお話するすべての出費が一度に起こるとは考えづらいので、20,000ドルくらいあればOKとしました。

駐在員は失業は心配しなくていい理由

生活防衛資金は、一般的には失業も想定されています。

いきなり失業するとしばらくは無収入で職探しをするので、数ヶ月分の生活費が必要になるからですね。現地で働いている人は、職探し期間として3~6ヶ月分の生活費があった方が安心だと思います。

でも、アメリカ駐在員はどうでしょう?

現地でそのままリストラされて路頭に迷うことはないはずです。

  • 会社の業績が悪くなりリストラ
  • 自身の仕事のパフォーマンスが悪い
  • 病気で働けなくなった

このような事態があってもまずは日本に送還されるだけなので、1~2か月あれば帰国の準備はできるだろうと思います。

駐在員であれば帰国までの期間も現地給料が支給されるはずなので、失業はそこまで気にしなくてよさそうです。

医療費 : 10,000ドル

アメリカの医療費は高いといわれます。

それでもつぎの事態が一気に発生することはないでしょうけど、ねんのため医療費は合計の10,000ドルで見積もりました。

  • 歯医者(インプラント) : 5,000ドル
  • 救急車 : 2,000ドル
  • 緊急の治療 : 3,000ドル (Emergency Room利用は数百ドルが平均)

自動車 : 10,000ドル

エンジン、シリンダーなどのかなり重い修理代として、10,000ドルで見積もりました。

相手側の過失による事故のときには、最終的には修理代が保険で返ってくるとしても、一度は自分で建て替えられるほうがいいでしょう。

そのときに車両保険を利用するのもアリですが、その後の保険料も値上がりするのでよく考えて判断したいところです。

自動車の部品交換などで、一台年間500ドルくらい平均的にかかっている調査結果があります。

安くはないですが、あとあと大きな修理が必要とならないよう、月々の生活費に組み込んでしまい定期的なメンテナンスはしていきましょう。

定期的にメンテナンスしていると売るときに値段が下がりにくくなるという情報もあります。

家 : 1,000ドル

駐在中は賃貸だと思うので、もとから備え付けの家具や家電の修理代はオーナーさんが負担します。

僕の家だとつぎのものが備え付けになっていて、オーナーさんに連絡すればタダで直してくれます。

  • 食洗器
  • エアコン
  • 電子レンジ
  • 給湯器

自分で買った家具や家電の買い替えしなければいけませんが、安いものは500~1000ドルくらいでそろうのでたいした出費ではないでしょう。

1,000ドルくらいあれば大丈夫そうです。

定期的な残高メンテナンスが必要

残高が少ないとお金の心配しながら過ごすことになります。(僕は5,000〜10,000ドルの残高で生活していたときは不安でした…)

安心できる残高を維持しておくために、定期的な残高メンテナンス必要と思っています。

僕は給料日前日に銀行口座の残高をチェックして、ざっくり20,000ドルは最低限あるようにしています。

状況に応じて積立投資をやめたり、日本の銀行口座からドル転して補充します。

おすすめの海外送金サービスはWiseで、手数料が安くてネットで簡単に外貨送金できるので便利です。

Wiseの紹介リンクから申し込むと初回の送金手数料が約600ドルまでなら無料になりますので、もしよろしかったらご活用ください。

>>【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?

アメリカ駐在中の生活防衛資金の目安まとめ

アメリカ生活で、突発的な出費を心配して過ごすのはもったいないです。

安心して生活するために、生活防衛資金を銀行口座に維持しておくことをおすすめします。

アメリカ駐在中の目安として、僕は20,000ドルあれば安心と考えています。

各家庭によって生活防衛資金は異なりますが、参考にしてみてください。

アメリカの生活に慣れてきたら各家庭に合った節約術を編み出してお金を貯めていきましょう。

>>アメリカ生活の節約術30選〜30代で4000万円貯めた僕がアメリカでも使える節約術を公開〜

Wiseという「低い手数料で簡単に円からドル転できる口座」を開設しておくと、生活資金が厳しくなったときにもドルを補填できて助かるので、海外在住者は口座開設しておくことをおすすめします。

余ったら投資にもまわせるので、ある程度のドル貯金があると資産を増やしたりもできます。2024/1~3月は株高によりだいぶ増えました。

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