
海外送金でおすすめなサービスは?

外貨送金ってよくわからないのに手数料高いし手続きがめんどくさい…。
海外駐在や留学(または日本帰国)で海外送金をする機会があることでしょう。
海外送金サービスをいろいろ調べてみたところ、Wise(旧トランスファーワイズ )というサービスがベストという結論でした。
最低400万円はWiseで送金した僕が、Wiseの仕組み、評判、使い方についてまとめました。
僕がアメリカに赴任するとき、生活資金として日本円250万円ほどを大手銀行の外貨送金を使いました。結果、約35000円の手数料になっていました。
Wiseだと15000円ほどで済んでいたのに。
銀行の外貨送金でよくある三重苦「手数料が高い、送金に時間がかかる、手続きがめんどくさい」は解消されるので、海外在住や留学にはおすすめのサービスです。
手数料が安い
着金が早い
操作が簡単(自宅でスマホでできる)
また、Wiseには初回の送金手数料を無料化してくれる紹介コードが存在します。アカウントを作る際はそれを利用した方が最大約80000円(約600ドル)を節約できるのでご活用ください。
海外送金の手数料を安く抑えたいならWise!初回の送金手数料が約600ドルまで無料!
目次
Wiseとは安い手数料で海外送金ができるオンラインサービス

Wiseとは安い手数料と実際の為替レートで銀行よりも安く海外送金ができるオンラインサービスです。
2011年にイギリス・ロンドンでトランスファーワイズ という名前で設立され、2021年にWiseという社名に変更になりました。
当時、銀行の高い為替手数料に悩んでいた創設者がもっといい方法があるはずだと思い、画期的な方法を発見したことが始まりです。
サービスを開始したところ、利用者は年々増えて、今では日本、アメリカ、ヨーロッパなど全世界で1600万人以上に利用されるようになりました。
いろんな国の通貨にも対応しています。
「大手銀行で外貨送金するよりも8倍手数料が安い」とうたっています。

なんか怪しい…。
と思うかもしれませんが、Wiseの海外送金の仕組みを知るとなぜ手数料が安いのかがわかります。(さすがに8倍は言い過ぎかな…と思いますが)
通常の銀行の海外送金だと、いくつもの中継銀行を経由してから、やっと送金先の銀行口座までそのお金がたどり着きます。
この中継銀行でも手数料が発生することから、時間だけでなく手数料も高くなると言われています。
一方、Wiseはこの海外送金における中継銀行を経由しません。
Wiseではお金をそれぞれの国内で別々に国内送金をさせています。
例えば、日本からアメリカに送金するときのお金の流れはつぎの通り。
- 日本で : 自分の銀行口座から日本円をWiseの銀行口座へ送金
- アメリカで : Wiseの銀行口座からUSドルを送金先の銀行口座へ送金
この2つの別々の国内送金にWiseが間に入ることで、それぞれの国の通貨の需要をマッチングしているだけ。
日本でもアメリカでもWiseの銀行口座が存在するので、利用者はそれぞれの国で国内送金と受け取りをしています。
Wiseは通貨が中継銀行を経由せずにそれぞれの国内送金をマッチングする仕組みによって手数料を大幅に下げています。
Wiseの評判や口コミまとめ
Wiseは世界で1600万人の利用者、一ヶ月では約1兆4000億円のお金が送金されていて、世界的には安全な送金サービスとして利用されています。
日本でも「ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社」という名前で、関東財務局により「資金移動業者」として登録されていて、日本の規制のもと安全に運営されています。
日本の法律も適用されるので、もし万が一Wiseになにかあっても私たち利用者の資金は守られるようになっています。(会社の運営資金と利用者の資金は分けて管理される法律があるから)
Trustpilotというレビューサイトでは19万件のレビューがあり、4.3/5という高い評価を得ています。
口コミを見たところ、悪いレビューといいレビューでだいたいつぎの内容に集約されています。(口コミは感情が入るため文章が長いので、この記事では簡潔にまとめています)

Trustpilotでは星1つが6%、星2つが1%で、悪い口コミをまとめると次の通り。
- 初回送金での本人確認に時間と手間がかかる
- 送金から受け取り完了までの時間にバラツキがある
- トラブル時の対応が遅いときがある
- 日本円100万円/一回までの上限がある(回数制限はなし)
一番多かったのは初回送金の本人確認に時間がかかることでした。これは一週間ほどかかるようです。
(本人確認に時間がかかるのは、まともな金融サービスだとどこでもあると思うので、Wiseだけではなさそう)
また、必要書類の不備を指摘されて「手続きがめんどくさい。」だったり、キャンセルしたときの「カスタマーセンターの対応が遅い。」などのクレームもありました。
北朝鮮との関係を疑われ、審査ふくめて送金に毎回3〜4週間かかるという口コミもありました。
また、早いときは数十分で着金が完了するけど遅いときは一週間かかったりと、送金から着金までの時間がバラバラなことがあります。
日本円を送金(受け取り)する場合は、上限100万円以内になってしまう。
手数料が高いという口コミはありませんでした。
トラブル(入金されない、送金が遅い)回避のため注意すべきこと
便利なサービスですが、お金のやりとりなので取引に必要な情報がちゃんと統一されているかが大事です。
口コミを見ていると送金トラブルもいくつかあるようです。
原因の一つとしては「Wiseアカウントの登録情報」と「送金する人の情報」が合ってないことが挙げられます。
つまり、Wiseに登録しているのは自分だけど、Wiseの指定口座に送金するのは他人(親や友人など)だとNG。送金するときに以下の注意書きが表示されます。

このため、赴任や留学前に自分名義のネットバンキングも開設しておかなければいけません。
また、Wise指定の口座に振り込むときには、振込依頼人の欄に名前と会員番号(Pから始まる番号)を追記する必要があります。
この情報が抜けるとWiseの入金確認に時間がかかるようです。
送金のときにWiseから振込先の銀行口座を指定されますので、ここは確実に確認しましょう!以下の画像は例としてアメリカの指定されたWise口座です。(2023年6月時点)

以前の振込先と変わっていて、昔の振込先に送ってしまいトラブルになってしまったというレビューもありました。
また、日本と現地の祝日をはさむと銀行口座の残高への反映も遅れるため、両方の国のカレンダーはチェックしましょう。

Trustpilotでは星5つが84%、星4つが7%で、良い口コミをまとめると次の通り。
- 手数料が安い(為替レートも明確)
- 着金が早い
- ネット・アプリで簡単に送金できる
- 海外在住者でもアカウント登録できる(マイナンバー不要)
いい口コミが圧倒的に多いのは、海外送金に求める「手数料が安い、送金が早い、簡単」を満たしてくれているからだと思います。
初めて使うときは怖かったけど、使ってみたら便利でなんども利用しているという口コミも多々ありました。僕も同意見です。
Wiseのいいところは銀行と比べて手数料が安いこと。
その理由の一つとして、Wiseはミッドマーケットレートという世界標準の為替レートを使っています。
一方、銀行は固定の送金手数料に加えて、為替レートにも手数料を忍ばせ(隠れコスト)、二重で手数料をとってくるので、気付かずに損しています。
外貨送金した場合の手数料や為替レートが銀行ごとに算出され、最終的に受け取れる金額の比較が出るので透明性があります。

Wiseより引用
送金してから受け取りまでにかかる時間が短いのもメリット。
初回は本人確認で最長一週間ほどかかるケースがありますが、2回目以降は数十分から遅くても翌日にはお金の受け取りが完了します。
以下の画像は僕が最近送金した履歴です。30分以内に着金まで完了し、振込先の銀行口座残高に反映されてました。

操作も簡単ですべてオンライン。
自宅でスマホアプリかPCで指示にしたがってポチポチするだけで、数分〜数十分で手続きが完了します。
また、日本語にも変更できるところも安心。
海外送金の手数料を安く抑えたいならWise!初回の送金手数料が約600ドルまで無料!
Wiseの使い方、送金方法

Wiseのスマホアプリで送金する手順を紹介します。
初回送金かどうか、居住国、通貨、入金方法などによって違いがありますが、基本的なステップは以下の通りになります。順番も環境によって異なるかもしれません。

Wiseアカウントを登録し、スマホアプリをダウンロード。アカウントがあればパソコンでもできます。(アカウント登録方法は後述します)
ホーム画面の下の「送金」をタップ。

送金したい金額と通貨、受取側の通貨を入力。
逆に受け取りたい金額と通貨を入力することで、送金額を自動計算させることも可能。
Wiseのいいところはここでハッキリと手数料が表示されること。手数料を差し引いた金額が標準為替レートで計算されて受け取れる金額が出ます。
金額、通貨、手数料など問題なければ、「続行」をタップ。


送金人と受取人の詳細情報を入力。
名前、住所(国も)、銀行口座情報を正確に入力してください。
(事前に登録してあればどちらもスキップできます)


送金内容を最終確認。
送金内容に間違えがないか確認し「確認して送金」をタップ。

送金の目的を選択し、「送信する」をタップ。

Wiseの指定する銀行口座への入金方法を選択します。
ACH、ワイヤートランスファー、Swift、クレジットカードなど方法はいろいろありますが、選択する前に手数料とかかる時間もちゃんと出ます。
ちなみに日本在住の場合は、Wise残高にチャージすることがWise銀行口座への入金作業となります。Wise残高がないと送金ができないので、Step2で「Wise残高にチャージしてください」とアラームが出て、Step3の前に送金したい金額分のチャージを完了する必要があります。
ここまでがWiseアプリ上の手続きです。
初回の送金で本人確認がまだの場合は、途中で本人確認が必要になり、一週間ほどかかります。
あとはWiseに指定された銀行口座にオンラインバンキングで振り込むだけ。(振込名義人にはPから始まるWiseの会員番号を入力しましょう)
ちなみに入金方法でACHを選択した場合は、Wise残高へのチャージすれば自分で銀行振込は必要ありません。
ACHだと、銀行口座とWiseアカウントを接続後、Wiseアプリでチャージするだけで勝手に銀行からWise残高へ入金してくれ、自分で銀行振込をする必要がなくなります。

なぜWiseが指定する口座に振り込むの?
と疑問に思ったかもしれませんが、ここでもう一度思い出したいのが、実際はWiseに国内送金をするということ。
あなたがやることはWiseアプリ上で入金の情報を入力し、Wiseから指定された口座に国内送金で振込をするだけです。
あとは、その入金をWise側で確認したら、受け取り側の国であなたが指定した銀行口座にお金が振り込まれます。
早いときはWiseアプリ上で手続きを完了してから、20〜30分で着金まで完了します。
Wiseアカウントの登録方法と本人確認作業

Wiseのアカウント登録にかかる時間は数分です。(アカウント登録や維持は無料)
Wiseのホームページから「会員登録」のタブをクリックするか、Wiseアプリからアカウントを作成できます。
アカウント登録では最初に以下情報を入力します。
- 個人か法人
- メールアドレス
- パスワード
- 居住国
初回の送金のときに本人確認作業もあり、それに必要書類や情報は以下。
- パスポートなどの写真付き身分証明
- マイナンバーカード(日本在住なら)
- 住所を証明できる書類(公共料金の明細書など)
- カメラ付きのスマホ
僕はアカウントを作成したときにそのまま本人確認作業もやりました。
口コミを見ると、初回送金のときの本人確認に時間がかかることがクレームされてますが、急いで送金しなければいけないときに本人確認が入るとそりゃめんどくさいだろうなと思います。
本人確認には、身分証明書を持って自分の顔を自撮りする工程もあります。
オンラインでの本人確認ができなかった場合は、自宅で4桁のアクティベーションコードが書いた手紙を受け取り、Wiseのアカウントページで入力することもあります。
この本人確認には通常で2営業日ほどかかるとWise公式では書かれています。
日本在住者はマイナンバーがアカウント登録に必要になります。マイナンバーが確認できる以下どれかの書類を準備します。
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- 6ヶ月以内に発行されたマイナンバー記載の住民票
海外在住者ならマイナンバーがなくても登録が可能です。
パスポートなどの身分証明書と海外住所が証明できる書類は必要になります。
Wiseには初回の手数料割引できる紹介コード/クーポンがある

Wiseには最初の送金のときに割引を受けられるクーポンが存在します。
500GBP相当分が上限なので、以下の手数料が無料化されます。
- USドル : 約600ドルまで
- 日本円 : 約80000円まで
紹介コードを得るには、Wise利用者から招待される必要があります。
僕の招待リンクを貼っておきますので、ここからアカウント登録するだけで自動的にクーポンを得られます。
ぜひご活用ください。
海外送金の手数料を安く抑えたいならWise!初回の送金手数料が約600ドルまで無料!
海外送金・Wiseの評判/口コミまとめ
これまでの銀行経由による海外送金の三重苦「手数料が高い、送金に時間がかかる、手続きがめんどくさい」がWiseによって解消されます。
自宅でスマホ操作で簡単にアカウント登録と送金ができます。
海外での生活費の補填、資産運用、円安を生かして為替取引など、なるべく安い手数料で海外送金を済ませましょう。
紹介コード経由でアカウント開設すると初回の送金手数料が約600ドルくらいまでは無料化できますのでご活用ください。
海外送金の手数料を安く抑えたいならWise!初回の送金手数料が約600ドルまで無料!