アメリカで車を売る時に絶対にやってはいけない事〜知らないと5千ドル損する〜

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アメリカ駐在を終え日本に帰国するので車を高く売りたい。どうすればいい?

車を高く売る理想的な方法は「相場を把握していない個人に売る」です。

例えば、日本から来たばかりでアメリカの車の買い方も知らない自分の後任者とか…。

とはいえ現実的にはできないでしょう(笑)。あとあとトラブルになるかもしれませんので。

冗談はさておき、車を売るときに絶対にやってはいけないたった一つのことをお伝えします。

それは「相場を知らずに車を売る」こと。

ぼくは日本に帰国するので2台売りましたが、相場を知らずに売っていたら1台でも約5000ドル損していました。

最終的には2台とも相場の範囲で売れて合計34000ドルになりました。

おかげで帰国前に株を追加で買って資産運用額を増やすことができています。

>>アメリカ駐在中の資産運用〜株式投資がおすすめな理由〜

車をちゃんと売れればまとまったお金が手に入ります。足元見られて叩き売りだけはしないようにしてください。

アメリカで車を高く売るために時間をかけるべき理由

たくさんの選択肢

日々の節約について、電気代などの小さな支出を削るよりも家や車などの大きな支出をカットする方が節約効果は大きいです。

>>アメリカ生活の節約術31選【30代で5000万円貯めた僕がアメリカで使える節約術公開】

この考え方は車の売却時にも役に立ちます。

帰国前の駐在家族なら引越しや最後の旅行などで忙しいでしょう。

それなのに、リサイクルショップよりは高く売れるからといって、びびなびなどでフロアライトやテーブルなどのこまごました家具を売っていませんか。

写真をアップして、サイズを測って、紹介文を書いて、アポイントメントに対応して…とかやるのは大変でしょう。

手間はかかりますが、売れても10ドルとかであればわりに合わない…。

一方、車は元値が数万ドルと高いので、ちょっとの手間でも数百〜千ドルの差が出ます。

忙しい中で優先すべきは、金額の大きい車の売却に時間をかけた方がいいと考えています。

僕は現地のアメリカ人に聞いたりインターネットなどで高く売る方法を調べたり、複数の業者で相見積もりをとりました。

車を高く売るために時間をかけた方だと思います。

アメリカで車を売る時に絶対にやってはいけない事

判断できない

すでにお伝えしましたが車を売る時にやってはいけない事は「相場を知らずに車を売る」です。

相場を知っておくだけで大失点はなくなります。

いつもお世話になっているディーラーがかなり安い見積もりを出してきたとして、相場を知らないとそれが安いことがわからないからです。

自分の車の相場を知らないと5000ドル損すると考える理由

僕の具体例で説明します。

正規ディーラーで車を購入するとそこでの定期的な点検のリマインダーがきます。2年間のメンテナンス無料パッケージがついているところも。

そのままの流れで毎回ディーラーで点検していると、長年お世話になったので売るときもそこでお別れしたい気になってきます。

そして、相場を知らずにそのままディーラーで見積もりを出してもらいました。

提示されたのは「13000ドル」でした。

僕の車のスペックは次の通り。

  • 日本車
  • セダン
  • 8年落ち
  • 走行距離4万4千マイル
  • 無事故
  • 状態はいい

さて、この13000ドルは安いでしょうか?高いでしょうか?

相場を知らないと判断できませんよね。

4ヶ所で見積もりをとった僕の結果は次の通りでした。

  • Carmax : 17000ドル
  • ガリバーUSA : 17500ドル
  • Shift : 16500ドル
  • 正規ディーラー : 13000ドル

一番オファー金額が高かったのがガリバーUSAの17500ドルですので、ディーラーでこのまま売っていたら4500ドル損していたことになります。

僕の車の中古車相場は16000〜19000ドルくらいでしたので、相場を知っていればディーラーの提示した13000ドルがかなり安いことがわかるようになります。

これが相場を把握することの重要性です。

ちなみに購入の車体価格と売却価格の結果はこんな感じ。( )内は走行距離。

  • 1台目 : 27021ドルで購入(22kマイル) → 17500ドルで売却(44kマイル)
  • 2台目 : 19700ドルで購入(22kマイル) → 16500ドルで売却(43kマイル)

どちらも4年半〜5年弱乗りましたが、購入価格から16〜35%落ちで売り切ることができましたので、高く売ることに成功したと思います。

ちなみにその車を売って得た数万ドルの使い道は考えていますか?

アメリカに置いておいても使い道がありませんが、円安の今ならそのドルを円転して日本へ送金すると円をたくさんもらえてお得だと思います。

本帰国時は日本での生活立ち上げのために、家具・家電などまとめて買うと100万円以上はかかりますからね。

低い手数料で簡単にドルから円転して日本の銀行口座へ送金できる海外送金サービス・Wiseのアカウントを開設しておくと、そのお金を日本でも有効的に使えて便利です。

>>海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?

アメリカの中古車相場の調べ方

ちゃんと働く人

自分の車がいくらくらいで売れるのかは簡単に相場チェックできます。

Kelly Blue Bookという車の販売価格を閲覧できるサイトで、以下のような情報を入力すると相場のレンジが出ます。(無料です)

  • メーカー
  • 年式
  • モデル
  • 走行距離など

ここで出てくる値段はTrade-In価格で買い替える前提になりますので、売るだけの場合はそこからマイナス2000ドルくらいがいいそうです。

アメリカで車の売却方法

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アメリカで車を売る方法は2通り。どちらも相場チェックは必須です。

個人売買

アメリカでは個人売買も頻繁に行われているようです。

間に業者が入らないので高く売れる可能性がありますが、自分で値段を決めて買い手を見つけなければいけません。

買い手の見つけ方は路上にSaleと書いた紙を貼ってとめておいたり、インターネット上に公開すること。

しかし、アポイントメントから試乗や価格交渉、売れた後のお金のやりとり、名義変更の手続きなど手間はかかりますので、帰国前の忙しいときには難しいでしょう。

中古車販売店へ売却

アメリカでも一般的なのは中古車販売店への売却のようです。

こちらはお店と決まったやりとりするだけでいいので楽で、帰国などの時間がない人に向いていると思います。

僕は2台とも中古車販売店へ売却し、とにかく楽だったのを覚えてます。

売るときに必要な以下のものが残っているのかチェックしておきましょう。

  • Vehicle Certificate of Title(車の所有権を示すもの)
  • レジストレーション(DMVに登録証明書[毎年納税したらシールもらうやつ])
  • スペアキー
  • 説明書

ちなみに洗えば落ちる汚れよりは、キズや凹み、走行距離、事故歴、修理必要有無などの状態で価格が決まるようです。

ぼくは洗車して持っていきましたが、よっぽど汚れていなければ洗車しなくてもいいとアドバイスがありました。

結局、CarMaxかガリバーUSAで売るのが無難でした

ぼくの場合はガリバーUSAが一番高く買い取ってくれました。

アメリカではCarMaxが有名で近所に1店舗はあるのではないでしょうか。だいたい相場価格で売れ、大手の買取り業者としてシステム化されているので交渉の余地は少ないですが、買い叩かれることも少ないです。

ぼくの経験からになりますが、CarMaxともう一社で相見積もりしておけば失敗はしないと思います。

CarMaxでの車売却のステップは以下。

  • 1, インターネットで売りたい車の情報を入力。
  • 2, オンライン入力後、すぐに査定金額が提示される[1週間有効]
  • 3, 車を渡す日にちを予約
  • 4, 店舗に行き、車の状態を最終確認される
  • 5, 売るのが決定なら、売却手続きする
  • 6, その場で小切手を渡される

ガリバーUSAでの車売却のステップは以下。

  • 1, インターネットで売りたい車の情報を入力。(10カ所くらい写真もアップロード必要)
  • 2, アポイントメントを取り、オンライン会議形式で査定金額を聞く
  • 3, 車を渡す日にちを予約
  • 4, 店舗に行き、車の状態を最終確認される
  • 5, 売るのが決定なら、売却手続きする
  • 6, 後日、銀行口座に直接振り込んでくれる[日本の銀行へも振込OK]

車の売却は簡単すぎてあっけない印象でした。

自分で保険の解約も忘れずに。

アメリカで車を売る時に絶対にやってはいけない事まとめ

車は大きなお金が動くため、失敗すると数百〜数千ドル損したりとインパクトが大きいです。

相場を知らずに車を売ることはしないでください。

ぼくの経験から、以下のステップであれば相場の範囲内で売れるはずです。

  • Kelly Blue Bookで相場をチェック
  • 2つ以上の業者で相見積もり
  • 一番高いところで売却

アメリカ生活を共にした愛車が少しでも高く売れるといいですね。

ちなみに、駐在や留学を終えて日本帰国で車を売却する場合、得た数万ドルはもう使い道がありません。

円安の今なら、そのドルを円転して日本へ送金すると円をたくさんもらえてお得だと思います。

Wiseという安い手数料で海外送金できるサービスを使えば、銀行よりも数十から百数十ドルの手数料を節約できます。

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アメリカ駐在が終わって、本帰国するときはやることがいっぱいです。

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