この記事では日本とは違うアメリカのポイ活についてご説明します。
ポイ活とは『ポイント活動』の略で、ポイントを発行しているサービスを利用してポイントを貯めることです。その貯まったポイントでお支払いできたりと、現金での支出を削減できます。
メリットとデメリットはつぎのとおりです。
- メリット : 現金を節約できる、ポイント貯まるのが嬉しい
- デメリット : 行動が縛られる、時間を取られる
ポイ活はポイントが貯まってお得ですが、選択肢が縛られたり管理などにも自分の時間を取られてしまいます。
でも、アメリカではポイントの流動性が高いので、使うサービスへポイントを移行してしまえば一つのサービスにそこまでしばられなくていい。
このアメリカのポイントプログラムの仕組みを利用しながら、お得に暮らしていきましょう。
目次
日本のポイ活はコスパが悪い

日本でポイ活というと、本屋、薬局、スーパーなどでポイントカードを作って、『そのお店でしか使えないポイント』を得るために買い物させられるイメージでした。
しかも、ポイント還元率も低いので、やったわりに得られる節約効果が薄かったです。
まとめると、つぎの理由から日本でのポイ活はコスパが悪いと言えます。
- ポイント還元率が高くない
- 貯めたポイントはそのお店でしか使えない
- アカウントの管理が面倒(ポイントカードも増えて財布がかさばる)
僕もポイント貯めるのに必死になって、行動や選択肢を縛られたくなかったし、管理するのも嫌だったのでアカウントすらあまり作りたくない派でした。
結局、一番儲かるのはポイント発行しているお店側なんですね。
アメリカのポイントプログラム事情

日本のポイ活はコスパ悪いですが、アメリカでは状況が違いました。
アメリカの各サービスのポイントは日本と比べて使い勝手がいいです。
アメリカの航空会社やホテルにはポイントプログラムはかならずあり、各社サービスからの囲い込みやプロモーションが強いです。
還元率も高く、キャンペーンなどでも頻繁にポイントのオファーが来るので、ポイントが貯まりやすいです。
IHGでは電話でアンケートに答えただけで数百ポイントもらえたりもしました。

おかげで僕はホテル、航空会社やスーパーなどいろいろなアカウントを作ってしまいました…。
僕はかなり抑えている方ですが、普通に生活していると数十種類くらいはアカウントを作ってしまうでは?と思います。
あと、ポイントカードではなくスマホのアプリでポイントを管理ができるのも財布がかさばらなくて嬉しいですね。
簡単にポイントが得られるので、いろんなサービスを使うよりは一つに寄せてポイントを多く貯めたい思考になってくるでしょう。
ですが、アメリカでは無理して一つのサービスに寄せなくても大丈夫なんです。
ポイントはそのままその会社のサービスに使うのがポイント単価が一番高くお得です。
でも、せっかくポイントを貯めたんだけど、その会社のサービスに使えないことも多いでしょう。たとえば、『航空会社マイルが貯まっていてそろそろ失効するけど、飛行機で旅行に行く予定はない』とか。
ここでありがたいアメリカの仕組みが、多くのサービスは他の業界やギフトカードなどにもポイントやマイルの移行可能で、流動性が高いことです。
たとえば、ホテルのポイントは、スタバのギフトカードに交換できたり、航空会社のマイルへも交換可能です。
ポイント振替先の具体例(2021年11月現在)

貯めたポイントを発行元のサービスへ無理に使おうとするとこちらの行動が制限されてしまいます。
コロナで気軽に旅行できない今、フライトチケットやホテルは使いづらいことでしょう。
マイルを無理して使うか失効するくらいなら、ポイント単価は下がるけど生活ですぐ使えるギフトカードに交換するのがいいと思います。
また、日本人としてはJALかANAのマイルを優先的に貯めたいのではないでしょうか?
いくつかのプログラムの振替先を調べてみました。
振替元 | 振替先①マイルへ交換 | ①マイルへ交換する場合のポイント数 | 振替先②ギフトカードへ交換 | ②ギフトカードへ交換する場合のポイント数 |
Marriott Bonvoy point | JAL ANA | 3pで1マイルの比率 | CVS,Amazon,Target,Lowe’sなど | 10000pで25ドル分 17500pで50ドル分 30000pで100ドル分 |
IHG point | JAL ANA | 10000pで2000マイル | Amazon,Target,Apple, Starbucks,Shell, Best buyなど | 5500pで10ドル分(Starbucksのみ) 13000pで25ドル分 25000pで50ドル分 |
Amex Reward | ANA | 1000pで1000マイル | Starbucks,Target,Appleなど | 3572pで25ドル分 5882pで50ドル分 |
こんな感じで貯めているポイントがなにに交換できるのかは調べておきましょう。
個人的にはスタバ、アマゾンなど普段よく使うサービスのギフトカードへ交換も可能なのはありがたいです。
ちなみに、ポイントをJAL/ANAのマイルに移行しても失効してしまっては意味がないので、アメリカでのJAL/ANAマイルの使い道を調べておきましょう。

結局アメリカではクレジットカード選びが重要

アメリカではポイントが貯まりやすくて他にも移せるのはわかったけど、どのサービスが特におすすめとかある?
ここまで読んでこんな疑問がでましたか?
それに対する僕の答えは『自分の家庭に合ったクレジットカードを使うこと』です。
ホテルや航空会社などのポイ活だけでは効率が悪く、アメリカ生活でお得に暮らしたければ、適正なクレジットカード選びが超重要だと考えています。
マリオットやヒルトンなどのクレジットカードもあり、一番多い支出カテゴリ(食費や旅行など)に対してそのクレジットカードを作って支払いしてると、どんどんポイントが貯まっていきます。
これなら、使う場所を限定されずになにかしら使っていれば毎月ポイントが得られるので、お好きなサービスならばクレジットカードも一緒に検討しましょう。

まとめ
アメリカではホテルや航空会社などのポイントプログラムの還元率が高く、他の業界へポイント移行したりギフトカードに交換できるので融通性も高いです。
完璧を目指さなくてもいいので、振替先を把握しておきポイントを失効させることなくお得に暮らしてみましょう。
アメリカ生活の節約術30個もまとめていますので、もしよろしければ参考にしてみてください。
