文化の違うアメリカで生活するのはとても大変です。
言葉の壁だけでなく、日本と違う文化や常識で戸惑うこともたくさんあるはずです。
アメリカ・カリフォルニア州で5年暮らしている僕が、アメリカに住み始めた日本人が感じるアメリカあるあるを17個まとめました。
アメリカに数年住んだ人は『あぁー、これわかるーー!!』って共感してくれるはずです。これからアメリカに住む人も『あぁ、アメリカの日常生活ってこんな風なんだ』って参考にしてみてください。
目次
そもそもアメリカと日本では文化が違う
仮にアメリカと日本で言語が共通だったとしても、生活スタイルや文化が違うことから大変なことがたくさんあると思います。
治安、マナーなどの基本的なアメリカ暮らしの様子や文化についても知っておきましょう。
>>【アメリカ暮らしの様子】渡米前に知っておくべき日本とは違う文化と生活
アメリカ生活あるある : コミュニケーション編
まずはコミュニケーションのあるあるを紹介します。
渡米後の最初の試練は英語がぜんぜん聞き取れないことだと思います。
ネイティブの英語は早すぎるし単語同士が繋がっているので、もうこんな感じでした。
アメリカ人
(……?なんだったんだ今の?) Sorry?
ネイティブの話す言葉の中から一つもフレーズを拾えず、もう雑音にしか聞こえません。
お恥ずかしいですが、これらは僕が実際に聞き間違えた英語フレーズです。
アメリカ人店員
スーパーサラダ?
アメリカ人医者
大トロさん?
アメリカ人同僚
(昼なのにおはよう?まぁいっか…)…グッドモーニング!!
また、ネイティブ、スペイン系、インド系など発音にもいろんななまりがあり、とくに外国人が多く集まるカリフォルニアは多種の発音に慣れなければいけません。
アメリカに住み始めると、まず自分の英語がダメすぎてへこみます。
英語は決して得意ではなかったですが、勉強していろいろなトラブルを乗り越えながらも5年間アメリカ駐在を継続できました。
駐在に必要なシンプルな英語勉強方法もまとめています。駐在の旦那さん奥さんの両方に参考になるはずですのでチェックしてみてください。
アメリカ駐在のための英語勉強方法~駐妻さんは生活できるレベルでOK~
アメリカ人はフレンドリーすぎて自分がいいと思ったものをいきなり褒めてきます。
渡米直後に妻がショッピングモールで
この帽子かわいいわね。なんてブランド?写真撮って良い?
っていきなり言われ、妻も僕も驚きました。
妻がエレベーターで『かわいいドレスね』って言われたり、子供も靴とか帽子を褒められたりと、生活してるといきなり褒められる場面に何度か遭遇するはずです。僕はゴルフバッグを褒められました。
人見知りの一切ないところにはカルチャーショックを受けます。
身長、体系、顔、年齢に関することは失礼になることもあるので、こちらから褒めたいときは注意しましょう。
アメリカ人はフレンドリーなのですが、お金を要求してくる人もいます。
ショッピングモールやスタバで何度かお金を要求されて焦りました。
また、フリーウェイの出口によくお金を恵んでほしいホームレスらしき人が立っています。運が悪い僕はよく出口の信号が赤で止められ、しばらくホームレスが真横にいてすごく気まずい時間を過ごすことも多いです。
あの時ほど信号が長く感じることはない。(笑)
また、以前ガソリンスタンドで支払いができずに戸惑っていたらやり方をアドバイスしてくれたアメリカ人がいました。そして、その後に香水を売りつけられそうになりました。
これが『Give and Take』の文化なのですね。
トラブルや旅行のキャンセルなどでカスタマーサービスへ電話しなければならないときがあります。
これが普通に15分とか待たされるんですね。
やっとオペレーターにつながったと思って要件を話したら、
担当のところに繋ぎます。
といわれ、さらにまた15分とか待たされる。
そして『やっとつながった!!』と思ったら、また要件を最初から言わなければいけない。
この非効率さはなんとかならないのだろうかと思います。
アメリカ生活あるある : 食べ物編
日本とは異なるアメリカの食文化にもちょっと驚くはずです。
ジャンキーなアメリカンばかりだと便秘になりやすくなるので、フルーツなどの食物繊維と発酵食品をしっかりとって、自律神経が整う生活習慣を身に付けましょう。
食事は全体的に味も値段も日本の方がよいですが、アメリカで唯一日本に勝っていると思うのは『ハンバーガー』です。
マックがハンバーガーの味としてのスタンダードだと思ってたのですが、アメリカのハンバーガーの美味しさには驚きました。調べずに適当に入って食べたハンバーガー屋でも外れたことはありません。
僕のおすすめは『Habit Burger Grill』です。
日本のケーキのクオリティは素晴らしいですね。
一方、アメリカのチョコレートケーキは甘すぎて2,3口でギブアップした経験があります。
スーパーでは明らかに身体に悪そうなカラフルすぎるケーキが売ってて、食欲をぜんぜんそそらない見た目なんです。
昔なにかのイベントで事務所で食べたケーキもこんなやつ。
アメリカの事務所には無料のコーヒーマシンが置いてあるところが多いです。
なので、無限におかわりできるので僕は一日3、4杯飲んでました。
また、スタバも身近なのでちょっとお出かけするとスタバのコーヒーを買ってしまう人も多いのではないでしょうか。
ちなみにスタバのサイズはグランデが普通になります。
日本のセブンイレブンの品質は神です。コンビニをフラフラしてると気が付いたら1000円くらい買ってしまいますよね。
でも、アメリカのセブンに美味しそうな物はありません。サンドイッチ、スナック、変な色のジュース、クソ甘いカフェオレなど。
『あ、セブンがある!おにぎり食べたい。』って思ったら、日本の定番のものは置いてなくてガッカリした記憶があります。
日本の食べ物のコスパは世界一です。
食べ物のコスパが悪いアメリカで長く生活した日本人にとっては、日本のコンビニ弁当、ラーメンなど安いのにとても美味しい食事には感動するはずです。
去年の一時帰国で一番最初に食べたセブンイレブンのカレーとサラダのクオリティには衝撃を受けました。
アメリカ生活あるある : 日常生活編
日本とは違う生活環境で生活スタイルが変わってきます。
東京だとおしゃれして、髪型も整え、ばっちり化粧してお出かけしてる人が多いですね。女性も男性もみんなきれいな恰好をしています。
でもアメリカに住み始めてからは動きやすい服が一番になりました。
アメリカ人もヨガウェアやTシャツと短パンなどラフな服装で買い物したりお出かけする人も多く、こちらも見た目は気にならなくなります。
僕の渡米前に買ってしまった5~10万円の革靴、バッグ、ジャケットなどはほとんど着ることなくクローゼットで眠っています。(トホホ…。)
アメリカで生活していると散歩道、近所の公園や湖にはかわいい動物がいて癒されます。
- リス
- ギース
- ウサギなど
日本でリスは山奥でしか見れませんが、アメリカの自然も整備された地域ではほぼ毎日見れます。家の庭にもリスや鳥たちがよく遊びに来てくれて癒されます。
日本では居酒屋、カラオケなど夜遅くまで遊んでしまう環境が整っていますよね。
アメリカはほとんどのお店が10時とかに閉まるので、夜遊びはあまりしません。仕事終わりに同僚と食事に行くこともめったにないので帰宅時間も早くなります。
また、家でテレビをあまり見なくなる方も多く、『ダラダラとテレビを付けて夜中になっちゃった!』ってのは少なくなるので、夜の誘惑は少なく早く寝られるようになります。
アメリカ生活あるある : 道路・街の環境編
アメリカは車社会と言われるだけに日本とは交通状況も異なります。でも、一か所の道路工事に3年かかったりとインフラは弱い。
アメリカでは交通事故をよく見かけるようになりました。
日本と比べてスピードが早くて運転も荒いので、事故率は高いと思います。運転してるとヒヤッとする場面も多く、周りの駐在員も事故に巻き込まれている人が数名います。
日本と違って飲酒運転をチェックする検問もないので、お酒を飲んで運転できてしまう環境もあります。
また、アメリカでは簡単に免許を取れてしまうし、車社会なので下手なのに運転しなければならない人もいることから、運転技術のばらつきが大きいと感じます。
スーパーの駐車場でバックしてたら別の車にぶつかってしまいそのまま逃げた人も目の前で見たことがあります。
そして、車が壊れていても修理せずにそのまま乗っている人も多くてビックリです。
バス、地下鉄の遅れは日常茶飯事です。
飛行機もけっこう遅れます。
また、家や家電の修理屋さんなどの業者も時間通りに来ず、予約の次の日になってしまったという人もいます。
僕はアメリカに住み始めて家具・家電を注文して、午後の配達予定だったのですが、いきなり午前中に『1時間後に配達していい?』って電話がかかってきて時間が大幅に早まるケースもありました。
つぎのようなインフラの弱さに一度はイライラすることでしょう。
- 道路工事がいつまでも終わらずそこがいっつも大渋滞
- いきなり道路工事していて迂回させられたあげく大渋滞にはまる
- 強風の日だと木が道路に倒れて一車線が封鎖
- 雨というだけで道路が大渋滞
- 公共のネットの通信速度が遅い
- Wifiの通信障害や家の停電がよく起こる
- 火災報知器がいきなり鳴る
- 古い家だと水回りのトラブル多数
- 蟻(アリ)が家に入ってくる
- 道路にゴミが落ちているのでよくタイヤが釘を踏む
僕が駐在中にあった家や車のトラブル対処法をまとめてますので、あなたの環境でもありそうなトラブル例であればチェックしてみてください。
>>アメリカ住宅の停電の復旧はブレーカーをオンに戻すだけではダメ
>>アメリカの火災報知器の止め方、『ピッ』って音なら電池交換で止まる
アメリカのスーパーで使う大きなショッピングカート。
買い物が終わって車に荷物を積んだら、カートがそのまま駐車場に放置されている光景をよく見ます。いちいちカートリターン場所に戻さない人も多いのでしょう。
そして、たまにスーパーがぜんぜん近くにない道端にもショッピングカートが放置してあったりして衝撃でした。
一体どこから持って来たんだ?あとで誰かが回収するのかな?
って疑問に思うことでしょう。
アメリカでは公衆トイレだけでなく、レストラン、オフィスなどのトイレも下に隙間が広く空いているので、用を足しているときは外から足が見えてしまい落ち着かなかったです。
また、ドアに1cmくらいの隙間があるところもあるので、トイレ待ちしている人と目が合いそうになることも。
防犯対策でこの構造になっているそうです。
アメリカ日常生活あるあるまとめ
アメリカに住み始めた日本人が驚くアメリカ生活あるあるを17コまとめました。
特に共感してくれるだろうと個人的に思うのはつぎの3つ。
- ネイティブの英語が早すぎて雑音にしか聞こえない
- ケーキが甘すぎて食べられないし、見た目から食べたいとも思わない
- おしゃれしなくなる
日本では考えられないことも起きますが、この環境を受け入れて自分の中にいろんな経験を蓄えていきたいものですよね。
こんな試練を乗り越えつつアメリカでしかできないことを最大限楽しんで充実したアメリカ生活をおくりたいですね。
ブログ楽しく拝見しました^_^
今年の9月からサウスカロライナ駐在です。主人がアメリカ人で50過ぎて移住しました。
最後の3つにものすごく共感しました。
最初は南部のお年寄りの英語は単語のレベルで1つも聞き取れませんでした。
コメントありがとうございます。
東海岸の英語はまた早くて4年住んだ今でも住むとなるとハードルが高そうです。
50過ぎて移住とは大きな決断をされたのですね、挑戦かっこいいですね。
お身体に気を付けて新生活を楽しんでください。
こんにちは、私もドラゴンボール大好きです。二度目の渡米で10年目です。
すべて共感です!確かにコーヒーがぶ飲みしてますし、まったくおしゃれもしなくなりました。カップケーキの色がすごいですよね、食べれるとは思えない色ですよね。
日本に帰るとタクシーのドアが自動で開いて毎回一瞬びっくりします。
電車含め、時間通り、チップの必要ない外食に安心感を感じるのは私だけでないはず。
共感できる人たちが全米にいるんだろうな、と、思いながら励みになります。
ありがとうございました、楽しく拝見させていただきました!
コメントありがとうございます。
僕の感じたアメリカあるあるを共感いただけてよかったです。やっぱアメリカに住むとそうなりますよね。笑
あー、確かにアメリカ在住者が日本に帰ったら感じるあるあるもたくさんありますね。外食が安くて美味しいのに僕も感動します!
また何かあればお気軽にコメントください。これからもよろしくお願いします!