アメリカのプロテニスの大会といったら全米オープンですよね。
しかし、開催場所はニューヨークで、ロサンゼルスなどの西海岸在住者としては気軽にはいけない。
でもなんと、カリフォルニアにもプロテニスの大会があることがわかりました!
その名もBNPパリバ・オープン。
開催場所はロサンゼルスからは車で2~3時間のインディアンウェルズで行われます。
見に行ってみたところ、ジョコビッチや錦織圭選手などのトッププロも見れて楽しめました。
BNPパリバ・オープン観戦の様子や楽しみ方、注意点をまとめたので、旅行の参考にしてみてください。
目次
BNPパリバ・オープンとは?
毎年3月にアメリカ・カリフォルニア州のインディアンウェルズで開催されるテニスのメジャートーナメントです。
インディアンウェルズはロサンゼルスから内陸へ車で2~3時間ほど。
約2週間ほどのスケジュールで初戦から決勝までが行われていきます。
テニスの4大大会(全豪、全仏、全英、全米)に次ぐ規模の大きな大会(ATP・ワールドツアーマスターズ1000)で、優勝賞金はつぎの通りです。
- シングルス : 約120万ドル(約1億2千万円)
- ダブルス : 約40万ドル(約4千万円)
大会名称 | BNP Paribas Open |
ホームページ | https://bnpparibasopen.com/ |
開催場所 | Indian Wells Tennis Garden |
チケット価格 | 50ドル~(公式ホームページから購入可) |
駐車場代 | 25ドル |
野球などと比べるとテニスはチケットが少しお高め。
チケットによって入場できるコートが違います。
安いチケットだとスタジアム1(センターコート)には入れませんので、シード選手の試合が見たければスタジアム1の指定席チケットを購入しましょう。
スタジアム1は全席指定席で、スタジアム1の指定席チケットを取ればスタジアム2以下でも自由席で観戦できます。
スタジアム1はテレビで見るあのテニス会場ですよ。
スタジアム2と3には指定席と自由席があり、その他コートではほとんどが自由席になります。
スタジアム3以下は規模の小さな観戦コートって感じになります。
チケット購入のときにホームページで値段と入場できるスタジアムを確認してください。
BNPパリバ・オープンは大きな大会ですので、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、大坂なおみ、セリーナウイリアムズなどの世界のトップ選手が集結します。
僕は2019年に一日だけ行きましたが、次の選手を生で見ることができて大興奮でした!
- ジョコビッチ
- チリッチ
- 錦織圭
- セリーナ・ウィリアムズ
- アザレンカ
BNPパリバ・オープンの楽しみ方
僕は日本の有明でもプロの試合を見に行ったことがありますが、このBNPパリバ・オープンは選手たちとの距離がより近いと感じました。
練習用コートは出入り自由で選手を近くで見れますし、スタジアム3以下の小さなコートなら距離が近いです。
試合観戦も面白いですが、選手たちの練習も見ていておもしろいです。
淡々と力を抜いた軽いストロークに見えるのに、大きな打球音と力強い球に圧倒されますよ。
世界トップ選手も練習用コートで見れ、『ジョコビッチ』や
『チリッチ』などの練習も見れました。
女子選手もフォームがすごくきれいで見とれてしまいます。
僕は硬式テニスを始める前はソフトテニスを4年ほどやっていたので、しっかりと重心を低くして広めのスタンスで打つフォームも好きです。
錦織選手はアメリカ在住なので、なかなか日本でも試合を見ることができませんね。でも、僕がいった2019年は参加してくれていました。
夕方から錦織選手のダブルスの試合を見れました。
『Kei-!!』とかけっこう大きな声援をもらっていたので、アメリカ人からも人気があるようですね。
淡々とプレーしていて、実物はかっこいいです。
たまに見せる愛嬌のある笑顔も人気の秘訣かもしれない。
大坂なおみ選手も出場してました。
この日は負けちゃったけどダニエル太郎の試合もしっかり見れました。
日比野奈緒、伊藤竜馬選手も。
しかし、誰がいつの試合に出るのかはホームページで直前に公開されるので、早くチケットを取ってしまい、見たい選手が見れたらラッキーくらいで臨む方がいいですね。
センターコート(スタジアム1)ではランキング上位の選手が登場します。
この日は『セリーナ・ウィリアムズ』と『アザレンカ』の試合があり、白熱した接戦で最後まで目が離せない対戦になりました。
セリーナのパワーは会場に響き渡る打球音からも良くわかり、試合はセリーナが全体的に優勢でした。
しかし、セリーナの重く力強いショットに耐えながら、要所でパッシングショットでサイドを抜き反撃するアザレンカのディフェンス力も見事。
会場がアメリカでセリーナのホームゲームなので、セリーナがショットを決めたときの歓声で会場が盛り上がります。
日本だと会場は静かで決めたら拍手だけなのですが、アメリカでは熱い声援を送る観客と会場の雰囲気がまったく違いますね。
この会場の歓声や雰囲気もアメリカでスポーツ観戦する醍醐味だと思います。
>>アメリカでしかできないこと~アメリカでやり残したことはない?~
スタジアム(試合用コート)に入らなくても、巨大モニター画面で試合を見れる場所もあります。
最新スコアも表示されているので、ここで一度に情報をチェックできます。面白そうな試合になっていたら実際にそのスタジアムに入って生で観戦するという楽しみ方も可能です。
ピザやビールなども売ってますので、ピクニックみたいな感じで試合を見れます。
小さな子供だと騒いでしまい試合は見れませんが、スタジアム外では展示品、売店、広場などもあって遊べるので、子連れでも大丈夫だと思います。
夫婦で子供の面倒と試合観戦を交代しながら楽しむといいでしょう。
BNPパリバ・オープン観戦の注意点
観戦の注意点を紹介します。
テニスの試合で写真を撮るとき、シャッター音はマナー違反です。
日本のスマホはカメラのシャッター音が出てしまうので、シャッター音のしないカメラかアメリカで買ったスマホなどの準備が必要です。
開催場所はカリフォルニア内陸の砂漠地帯です。
3月でも昼間は日差しが強く、気温も30℃を超えていて暑かったです。
逆に、夜になると10℃くらいに下がり寒くなるので、今度は上着が必要になります。
日差しと寒暖差に対応するために、次の準備をしていきましょう。
- 水
- 日差し対策(帽子、サングラス、日焼け止め)
- 上着
会場は混雑しますし、有名選手の試合があると多くの人が一つのコートに集中します。僕が行った日はスタジアム4で『ジョコビッチ』のダブルスがあり大混雑。
スタジアム3以下の自由席だとスタジアムに入れないこともあります。
スタジアムへの出入口の数は少なく、入退場できるのはコートチェンジの時間だけだし、試合中は席を動いてはいけません。
つまり、入退場できる時間が短いので、スタジアムに入ろうとする列が長いといつまでも入れないことがあります。
早めに行動しましょう。
BNPパリバ・オープン観戦の感想と楽しみ方まとめ
BNPパリバ・オープンは世界トップのテニスプレーヤー達が集結する大会なので、ジョコビッチ、フェデラーだけでなく、錦織圭選手などの日本人選手も生で見れて大興奮です。
つぎのように日本のプロテニスとも違った楽しみ方ができます。
- トッププロ選手たちの練習を見る
- 錦織圭など海外で活躍する日本人選手を応援する
- センターコートで有名カードの対戦を楽しむ
- スタジアム外でピクニック気分で巨大モニターで観戦
シャッター音のないカメラ、日差し対策、上着を忘れずに観戦しましょう。
試合会場のインディアンウェルズから車で30分ほどで砂漠のオアシスことパームスプリングスがあります。
パームスプリングスは動物園、巨大トラム、日本人にはうれしい温泉などがありますので、ついでにパームスプリングス周辺を観光してみてもいいかもしれません。
また、インディアンウェルズからすぐ北東には『ジョシュアツリー国立公園』が広がっています。車で30分ほどで着くのでスケジュールが合えば一緒に観光してみてください。