カリフォルニアでアイスホッケー(NHL)を観戦したので紹介します。
日本でアイスホッケーはメジャーではないので、ルールもよくわからないのではない…。でも、アメリカ4大スポーツだし楽しいかもしれない…。
アナハイム・ダックスの観戦体験をベースに記事を書きました。以下の疑問を解決できるはずです。
アイスホッケー(NHL)っておもしろいの?
どうやって生観戦するの?おすすめの楽しみ方や注意点は?
結論、アイスホッケーはめちゃくちゃおもしろいです。
僕もアイスホッケーのルールをよく知らずに観戦したのですが、かなり楽しむことができました。ハマってしまい1ヶ月で3回も観戦にいきました。
僕はメジャーリーグやNBAなどアメリカ現地でスポーツ観戦は30回以上していますので、楽しみ方をアドバイスできる経験があると思います。
2022年12月6日のダックスvsハリケーンズ戦にも行ってきたので、比較的新しい情報になっているはずです。
ぜひ本記事を参考にルールや楽しみ方をおさえて、アメリカでしか見れない氷上の熱い戦いを観戦してみてください。
目次
NHLとは
NHLとは「National Hockey Leagure」の略で、アメリカとカナダの2か国にまたがるプロホッケーリーグ。
ニューヨーク・レンジャーズやトロント・メープルリーフスなど、アメリカ・カナダの東西ふくめて全32チームでリーグが構成されています。
アイスホッケーは「氷上の格闘技」とも呼ばれ、激しさと速さを兼ね備えています。
- 激しい選手同士の激突
- ときに乱闘
- 時速40km近くの速さで動き回る選手のスピード感
- 時速170kmのスピードでスティックから放たれる超高速のパック(ホッケーの球)など
初めて観戦するとこの迫力には圧倒されるはずです。
アイスホッケーは日本ではメジャーではありませんが、アメリカでは4大スポーツの一つで野球やバスケと並びかなり人気。
地元のファンがマジになって応援する熱いスポーツです。
個人的には野球よりおもしろかったです。
アイスホッケーはフットサルみたいに、パックと呼ばれる黒い球を相手のゴールに入れると1点で、制限時間内に相手より多く点数をとったチームが勝ち。
1チームはゴールキーパー1名を含んだ6名がコートに立ちます。
1ピリオドは20分間で、一試合で合計3ピリオドが行われます。各ピリオドの間には15分ほど休憩が入ります。
3ピリオドでも決着がつかない場合は5分の延長戦となり、先に先制したチームが勝ち。
延長戦でも決着がつかない場合はShootout(サッカーのPK戦のようなもの)を行います。
激しくぶつかるのは当たり前なものの、肘、膝、シューズのブレード、スティックなどで選手にとって危険なプレーだとジャッジされるとペナルティをもらいます。
審判よりペナルティ判定をもらった選手はしばらくコート横のペナルティエリアに入らなくてはいけません。
拘束時間はペナルティの重さによって2分か5分で、その間は一人減るのでチームはもちろん不利になります。
交代は試合中にいつでもできます。
バスケのようにプレーが止まった時だけに交代できるルールではないので、試合中にものすごい速さで選手たちがどんどん入れ替わっています。
展開が早いので、もたもたしていると不利になりますからね。
NHLは10月からシーズン開始され、終了の4月までに各チーム82試合(ホーム41試合、アウェイ41試合)を戦います。
プレーオフはイースタン(東)とウェスタン(西)それぞれ8チームでトーナメント。
そして、両カンファレンスの優勝チーム同士が戦うファイナル(スタンレーカップ)へと続きます。
- シーズン : 10〜4月
- プレーオフ : 4〜6月
- ファイナル : 6月
アメリカ・アイスホッケー(NHL)観戦の楽しみ方
カリフォルニアのアナハイムに本拠地をおくダックスでの観戦体験をベースに楽しみ方と注意点を紹介します。
本拠地は「HONDA Center」で、約18000人を収容できるアリーナ。
なるべく早めにアリーナに到着して、会場の雰囲気を味わうことをおすすめします。試合開始の1時間半前くらいからアリーナが開場することが多かったです。
アリーナにはお酒も売ってるコンビニ、ホットドック、ピザ、ハンバーガー、バーなどがあります。
ちょっと割高ですが、アリーナでのお酒と食事は試合前の楽しみの一つになるはずです。
試合中や休憩時間にも買いにいけますが、とくに休憩時間は売店が混みますのでご注意ください。
僕は毎回食べていたビールとピザが今ではいい思い出になっています。
試合開始前になると選手たちが入場し、練習が開始されます。
この練習中はだれでもコートの横まで行けるので、選手をかなり近くで見ることができます。
そこでの地元ファンの歓声が熱くてこっちもテンションが上がります。
「Let’s Go Ducks〜!!!!」
って感じで、となりのアメリカ人が人目を気にせず超大声で声援を飛ばしていました。
アメリカのスポーツ観戦といったら試合開始前の国歌斉唱。
歌手がステージで歌い、観客は全員立ち上がり、この会場が一体となる瞬間は鳥肌がたちます。
カナダのチームだとカナダの国歌も聴けます。
初めて観戦する方は、試合が始まるとまずびっくりすると思います。
それは選手の動きとパックが速すぎて「えっ!?速っ!!!」って思うはずです。
そして、超スピードのまま選手同士が激しくぶつかる光景はホッケーならでは。ときに選手同士の乱闘もあるので大いに盛り上がります。
また、選手たちが壁際でパックの取り合いをしているときは、近くの観客たちがバンバン透明の壁を叩くところもあって熱いなぁと思うはず。
そして、点が入ったときはテンションの上がる音楽とともにアリーナ全体が大盛り上がりします。
延長戦でホームのダックスが勝った時のアリーナの興奮はヤバかったです!
アイスホッケー選手は白人のイケメンが多いと思いました。
女性ファンも嬉しいのではないでしょうか。
アナハイム・ダックスだと11番のゼグラス選手がかっこよかったです。
アイスホッケー(NHL)観戦の注意点
観戦の注意点を2つ紹介します。
Honda Centerの場合は入場のときに手荷物検査があり、小さなバックでも持ち込むことができませんでした。飲み物などもダメです。
僕はスマホと長財布と500mlペットボトルがやっと入るくらいの小さいポーチで入場しようとしたところ、スタッフさんにバッグが大きいと止められたことがあります。
荷物は最低限にして、できれば以下の持ち物だけをポケットに入れて入場して下さい。
- 財布(クレジットカードと身分証明書)
- スマホ(QRコードチケット)
- 車の鍵
観戦予定のアリーナの持ち込みルールをチェックしましょう。
アイスホッケーは氷の上で行われるスポーツなので、コートのコンディションを保つためにアリーナ内は寒くなっています。
Honda Centerは僕の体感的には12〜14℃前後に感じました。(カリフォルニアで普段暖かいからか、余計に寒く感じたのか)
日本の秋から冬にかけて着るようなちょっと厚めの上着を着ていきましょう。
アイスホッケー(NHL)観戦の仕方・チケットの取り方
NHL観戦の仕方は、オンラインでチケットを購入して、当日アリーナに行くだけです。
試合のチケットは「Ticketmaster」というチケット販売サイトでアカウントを作れば簡単に購入できます。
アプリで座席と値段をゆっくり考えて買えるのでおすすめです。
チケットを購入するとすぐにQRコードチケットを入手できるので、それをアリーナ入場のときにスマホで提示すればOK。
車でアリーナにいく場合は駐車場料金が別途かかりますので、クレジットカードの準備をお願いします。(Honda Centerは駐車場代20ドル)
アリーナは1〜3階席まであり、一般的にコートに近い方がチケットが高い。また、人気チームの試合だとアウェーでも値段が上がります。
名門チームは3階の遠い席でも200ドル近くすることもあるので、野球などと比べて高めですね。
アナハイム・ダックスは2022年12月時点で100〜200ドル出せば1階席を取れました。
遠くの3階席だと80ドルほどでしたのでリーズナブル。
予算があって、ホッケーならではの激しいぶつかり合いの迫力を感じたければコートから近くの席がおすすめです。
観戦が初めての方は遠くの席でもいいと思います。
僕も初めてのときは遠くの席だったのですが、試合全体の様子も見れたし、ホッケーの楽しさも十分に味わうことができました。
パックは小さくてかなり速いですが、黒くて目立つので遠くの席でもちゃんと見えます。
アメリカ・アイスホッケー(NHL)観戦についてのまとめ
NHL観戦はアイスホッケーのルールがわからなくても十分楽しむことができます。
- 激しい選手同士のぶつかりあい
- 乱闘
- スピーディな展開
試合自体はこれらが特徴なのですが、地元の熱狂的なファンのマジな声援もあなたのテンションを爆上げしてくれるはずです。
駐在、留学、旅行などでアメリカに訪れた際は、ぜひアイスホッケーも観戦してみてはいかがでしょうか。
今回はアナハイム・ダックスの観戦体験をベースにNHLを紹介しました。
アナハイムにはディズニーランドの他にも楽しすぎる観光スポットがたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。