初めてアメリカ現地でNBA観戦するけど、注意点とか楽しむコツってある?
この記事では、アメリカ現地でNBA観戦したい方にむけて、主につぎの3つをご紹介します。
- NBAチケットの入手方法
- ロサンゼルス(クリプトドットコムアリーナ)で観戦の注意点や持ち物
- NBA観戦の楽しみ方
アメリカでしかできないことの一つが、スタジアムでのNBA観戦です。
NBAの迫力や会場の雰囲気は日本とは全然違います。
ロサンゼルスの観戦体験談をベースに記事を書きましたので、見どころをしっかりとおさえて観戦を楽しんでもらえたらと思います。
僕は2018年からアメリカに住んでいて、これまでロサンゼルスで10回以上NBAを観戦しました。他にもメジャーリーグやテニスなどアメリカ現地でスポーツ観戦は30回以上してますので、楽しみ方をアドバイスできる経験があります。
ちなみに僕は2000年代にNBAをよくテレビでみていました(特に好きだったのはクリス・ウェバー率いるサクラメントキングス)。バスケは15年以上続けていて、経験者としてもNBA観戦の情報をお伝えしてみたいと思います。
また、2022年12月3日のクリッパーズvsキングス戦も観戦してきましたので、比較的新しい情報として参考にしてもらえると嬉しいです。
本場NBAを現地で観戦すると誰にとっても一生忘れられない思い出になるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ロサンゼルスのNBAチーム
ロサンゼルスにはNBAチームが2つあり、どちらも本拠地はクリプトドットコムアリーナ(旧ステイプルズセンター)です。
レイカーズは70年以上の歴史を持ち、昔からのファンも多い大変人気のあるチームです。
プレーオフ出場経験も豊富で、NBAチャンピオンに17回も輝いたことのある古豪チームといえます。
過去はマジック・ジョンソン、コービー・ブライアントなどの往年の超有名選手がプレーしていて、トップ選手は常に在籍しています。
今ではレブロンが在籍していて、彼のワンプレーで会場は大盛り上がりします。
観客の応援が熱く、アメリカのスポーツらしい会場の雰囲気を楽しむことができます。
今では八村塁選手が在籍していますので、日本人としてもぜひ応援に行きたいチーム。
レブロン・ジェームス
アンソニー・デイビス
クリッパーズも今は人気があるチームですが、1970年の創設からまだ優勝経験はありません。長い間プレーオフ出場すらできなく低迷していました。
しかし、クリス・ポールやブレイク・グリフィンが加入した2011年あたりから高確率でプレーオフ出場できるようになってきました。
さらに、2019年にラプターズでファイナルMVPに輝いたレナードが加入し、今後の飛躍が期待されています。
最近はハーデンも獲得し、スタープレーヤーが多く見ごたえのあるチーム。
カウイ・レナード
ポール・ジョージ
ラッセル・ウエストブルック
ジェームズ・ハーデン
NBAチケットの入手方法はオンライン
個人で試合のチケットをとる場合はNBAの公式ホームページから簡単に購入できます。
僕はいつもアメリカの大手チケットアプリの『Stubhub』か『Ticketmaster』で取っています。少し手数料が取られますが、公式ホームページより安く手に入ることが多いです。(クリッパーズはチケット入手にさらに『AXS』というアプリもダウンロード必要)
オンライン購入だと重要なつぎの情報を購入前に確認できるので便利。
- スケジュールと対戦カード
- 試合会場
- 料金
- 座席(座席からの景色)
しかし、Stubhubはチケットの到着が遅いときが稀にあり、過去一回だけギリギリになっても届かなくて運営に電話したことがあります。
現地に住んでいるなら対応もできますが、日本からの旅行者には英語で電話なんてハードルが高いと思います。
なので、リスクが心配であればHISなどの観戦ツアーとしてチケットを購入してしまうか、NBA公式ホームページからの購入がおすすめです。(Ticketmasterも購入後すぐにチケットが届きますので安心です)
ちなみに、ロサンゼルスではレイカーズとクリッパーズがクリプトドットコムアリーナを本拠地にしているので、連日でどちらかのチームが試合が行われることもあります。
旅行で日程が空いたときパッとチケット取れて次の日も観戦することもできるので、オンラインでも購入できることを知っておくと便利です。
座席はご自分の予算とコートまでの近さで判断しましょう。NBAでは自由席はありません。
クリッパーズは100ドル出せばわりといい席が取れます。あまりNBAに詳しくなく試合が見れればOKであれば、クリッパーズがコスパ良くておすすめです。
一方、レイカーズは値段が高く100ドルは覚悟しなければいけませんが、ファンがマジで応援していますので本場の会場の盛り上がりを味わいたいならレイカーズを観ましょう。
2021/12/1のクリッパーズの試合の座席は『Sec108,Row13,Seat17』で76.46ドルでした。
コートまでけっこう近いです。
いい席を取れれば試合開始前のアップの時間に選手と写真を撮ったり、サインをもらうこともできますよ。
駐車場のチケットもStubhubで取れます。
僕はいつも『Staples Center Parking Lot C』に停めてまして、アリーナまでは歩いて5〜10分くらいです。
駐車場とクリプトドットコムアリーナへは、モバイルチケットのQRコードをスタッフにスキャンしてもらうだけで簡単に入場できます。
ロサンゼルスでのNBA観戦の注意点
NBA観戦の注意点を2つご説明します。
ロサンゼルス周辺は道路がとにかく渋滞しますので、車移動なら余裕を持って出発しましょう。
平日は試合開始は19:30からが多いので、ちょうどロサンゼルスのクレイジーな夕方の帰宅ラッシュに捕まる時間帯です。
スタジアムまで車で行くならこの大渋滞の覚悟が必要です。
試合終了後も駐車場からフリーウェイに乗るまでも大渋滞しますので、ハマってしまうとしばらく動けません。
クリプトドットコムアリーナへは持ち込める荷物が制限されています。
例えばつぎのようなものは持ち込み禁止で、基本的に大きいものはNGだと思った方がいいです。
- バッグ(5” x 9” x 1”[12.7cm x 22.8cm x 2.5cm]以下ならOK)
- 飲み物
- 食べ物
- 一眼レフカメラ
荷物は最低限にしましょう。
アリーナへの入場の際は次のものだけをポケットに入れて手ぶらになるのが理想的です。
- スマホ(アプリにモバイルチケットも準備)
- 財布(クレジットカード)
- 身分証明書*
*お酒を買うときにID(身分証明書)を提示します。日本からの旅行者であればパスポート。
アリーナ内はキャッシュレスが進んでいるのでほぼ現金は使いません。
クリプトドットコムアリーナの入館ルール : ワクチンor陰性証明書は不要
クリプトドットコムアリーナの入館ガイドがあるので、最新の情報を念のためチェックしましょう。
コロナ渦で必要だったCOVID-19ワクチン証明書か陰性証明書の提示は不要になりました。
入館ルールではマスク着用が推奨になってますが、2022年12月の試合観戦したところ約95%の観客はマスクしてませんでした。
今では入館は、荷物検査のセキュリティーゲートを通って、奥でモバイルチケットをスタッフに提示するだけで入れます。
NBA観戦の楽しみ方
つづいて、NBA観戦の楽しみ方をご紹介します。
少し早めにアリーナへ行き、試合開始前につぎを楽しみましょう。だいたい試合開始1〜2時間前にアリーナに入れるようになります。
- NBA選手達のアップを見る
- ビールを飲む
- アリーナでの食事
- Tシャツなどのグッズ購入
試合が始まるまでは選手たちのアップを見られます。
スリーポイントラインはけっこー遠いのですが、力を抜いて淡々とシューティングしています。
練習とはいえすべてのシュートが一定のリズムできれいな放物線を描いて決めるあたり、さすがNBA選手達です。
運が良ければスター選手のアップも見れます。写真はネッツ時代のデュラント。
また、試合が始まるまでは館内を散歩したり、ビールを飲んだりアメリカンな食事もしてられます。
この日はアリーナ内の『Salt & Char Burger』で注文しましたが28.5ドル(2021/12時点)。かなり割高ですがNBA会場で食べる食事には価値があるはず。
アリーナの売店での注文はタブレットで操作してクレジットカードで払うだけなところもあって簡単。できあがったら番号が呼ばれるのでPick Upするだけです。
Tシャツなどのグッズも売ってます。
試合開始前のアメリカの国歌斉唱は見逃さないでください。
観客全員が立ちあがり、胸に手を当てながら静かに国歌を聞いている姿を見て鳥肌が立ちました。
そして、このあとに音響鳴り響く中でド派手な演出と会場の大歓声とともにスターティング5が紹介され、会場のボルテージを一気に引き上げてくれます。
花火も派手に上がります。
この興奮のまま試合は始まります。
試合時間は2時間半~3時間ほどです。
NBA試合の展開を2021年12月1日のクリッパーズvsキングスの様子を簡単にレビューします。
試合開始直後は両チームともシュートがリング嫌われ重い立ち上がりとなった。
クリッパーズはたびたびオフェンスリバウンドをキングスに許し、シュートチャンスを多く与えてしまう。また、キングスのスリーが徐々に入りはじめ、開始5分以降はキングスが終始リードする展開。
キングスのオフェンスで有効だったのは、スクリーンなどを使ってインサイドへ切り込み、ディフェンスのヘルプが寄ったところで、外で待っている選手にパスしてスリーを決めるというシンプルなプレーだった。
また、スクリーンから中に切り込まずに下がってスリーを打つプレーも効果的。
中盤もクリッパーズはシュートがあまり入らず点差は縮まらない。
3Qでクリッパーズのインサイドなどが決まりはじめ点差は13点差に縮まるも、そのあとのターンノーバーからの速攻をキングスに何度か許し、また点差が広がる。
試合後半は、クリッパーズのスリーやインサイドで猛攻を見せ一時8点差に縮めるも、中盤で開いた大差が埋まらずそのまま試合終了。
結果は115-124でキングスの勝ち。
試合後半で『おっ!追いつくか?』と期待させるナイスプレーの連続があると会場は大盛り上がりします。
タイムアウト中のショーも観客を退屈させないところはさすがはエンターテイメントの国アメリカです。
チアリーダー達のキレッキレのダンス。
クリッパーズのTシャツを観客席に投げ込んでくれる演出もあり、観客は立ち上がって手を振り『こっちに投げ込んでー!』とアピールします。
着ぐるみ着たマスコットやパフォーマー達のトランポリンダンクもあります。
試合後のクリプトドットコムアリーナ周辺では、ホットドッグの売店やサーカスみたいなショーが始まったりします。
試合を見て興奮した観客が会場外で騒いでいるので、ちょっとしたお祭りみたくなります。
でも、クリプトドットコムアリーナはダウンタウンにあり、人がいない夜の時間帯に帰るのは治安的に心配なので、みんながゾロゾロと帰っているときに一緒に帰っちゃった方が安全だと思います。
NBA観戦の楽しみ方と注意点のまとめ
アリーナでのNBA観戦は迫力がものすごいので、人生で一度でも見る価値があります。
次の見どころに注目してぜひ楽しみんでみてください。
- NBA選手たちの究極のパフォーマンス
- アリーナでのアメリカ人の熱い声援
- ハラハラする試合展開
- 国歌斉唱
- 休憩時間の演出など
また、アリーナには持ち込み制限がありますので、スマホと財布とID(パスポート)だけ持って手ぶらで入場するのをおすすめします。
NBA観戦はアメリカでしかできない体験の一つです。
バスケットに興味がない人でも絶対に楽しめるエンターテインメントだと思いますので、ぜひ生で観戦してみてください。
NBAは試合終了時刻が遅くなることが多くて帰りの運転が毎回大変だったので、ご旅行の場合はロサンゼルス周辺のホテル宿泊も検討してみてください。
ロサンゼルスから南に30分ほど行くとアナハイムがあります。ディズニーリゾートや大谷選手のエンゼルスもあって観光にはおすすめの街なので、一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
アナハイムには30回以上お出かけした僕がおすすめ観光スポット15個をまとめましたので、よろしければこちらの記事もチェックして計画を練ってみてください。