アメリカ・カリフォルニア暮らし3人家族のリアルな生活費(2020年の)を公開します。
先に結論を言ってしまうと、つぎのとおり[1ドル=110円]でした。
- 1年間 : 78,384ドル(8,622,240円)
- 1ヶ月だと : 6,532ドル(718,520円)
結果的に2020年はコロナが広がったせいで旅行やガソリン代などはかなり低くなっていますね。
僕はアメリカでも3年以上家計簿をつけていて出費には敏感ですので、正確な情報をお伝えできると思います。
カリフォルニアへ駐在、引っ越しの予定があれば参考にしてみてください。
目次
家族構成と条件(2020年)
生活費は家族構成、子供の年齢、住む場所などの条件で大きく変わるので、まずは我が家の条件を示します。
- 3人家族
- 日系企業の駐在員
- 妻は専業主婦
- 子供は4歳で私立幼稚園通い(週5日)
- 家は一軒家を賃貸(3ベッドルーム)
- 車2台持ち
- カリフォルニア・オレンジカウンティ在住
僕の住むオレンジカウンティはアメリカ国内でも生活費が高い地域で、だいたい10位前後に入っています。
このため、我が家の生活費もアメリカで高い水準になります。
都市別の生活費ランキングは、こんな感じのランキングになっています。
- 1位 : ニューヨーク・マンハッタン
- 2位 : カリフォルニア・サンフランシスコ
- 3位 : ハワイ・ホノルル
- 4位 : ニューヨーク・ブルックリン
- 5位 : ワシントンDC・ワシントン
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- 11位 : カリフォルニア・オレンジカウンティ
- 12位 : カリフォルニア・ロサンゼルス
- 13位 : カリフォルニア・サンディエゴ
駐在員だと生活費はどうなるの?
と疑問に持たれる方もいると思います。
駐在員は会社によって補助の仕組みがかわるので、お勤めの会社のルールを確認する必要があります。
この記事の生活費はアメリカで生活したそのままの生活費で、会社からの補助を考慮していません。(僕の会社は給料としてあとで補助も振り込まれる仕組みで、会社に直接払ってもらう支出はないので、リアルなアメリカの物価で生活しています)
家賃、自動車、保険、医療費などで会社を介すタイプの支出ならば、僕のこの生活費カテゴリにご自身の自己負担率をかければ、駐在中の生活費は予測できるはずです。
例えば、家の契約は会社とオーナーが直接おこない、家賃3,100ドルのうち30%だけ自己負担すればいい場合、家賃負担は3,100ドル x 30% = 930ドルと計算できると思います。
アメリカ・カリフォルニア在住家族の2020年の生活費
2020年の生活費は年間と月間(年間を12ヶ月で割ったもの)で、つぎのとおり[1ドル=110円]でした。
- 年間 : 78,384ドル(8,622,240円)
- 1ヶ月 : 6,532ドル(718,520円)
2020年はコロナのパンデミックにより外出禁止令(Stay Home Order)が発令され、お出かけできなかった分、生活費が安かったです。
旅行や外食がほとんどできなかった
在宅勤務によりガソリン代がかからなかった
幼稚園はオンライン授業で教育費が安くなった
支出カテゴリー上位5つはつぎの通りで、この5つだけで全支出の9割を占めました。
カテゴリー | 支出の比率 | 年間生活費 | 1ヶ月あたり生活費 |
家賃 | 47.5% | 37,200ドル | 3,100ドル |
投資 | 16.6% | 13,012ドル | 1,084ドル |
食費、日用品、外食 | 12.8% | 10,037ドル | 836ドル |
教育費 | 8.8% | 6,911ドル | 576ドル |
自動車 | 4.3% | 3,392ドル | 283ドル |
なぜ僕が投資も生活費に入れているかは後述します。
それでは各カテゴリー別に補足していきます。
食費、日用品、外食
10,037ドル。
我が家は食べ物や日用品はスーパーでまとめて買い、あまり余計な物を買いません。
さらにコロナであまり外食しなかったので2020年は安く収まりました。
日本食スーパーには月2日くらい通っていて、そこでの買い物は毎回高くなりますが、それでも月836ドルで収まってました。
家賃
37,200ドル。
家賃のような大きな固定費は存在感が強いです。
家計改善のためには電気代などの小さなものを削るより、家賃、車、保険などの大きな固定費から削っていくのが効率が良いです。
しかし、日本と違ってアメリカは家賃相場は上がるので、家賃の値下げ交渉はかなり厳しい事情があります。
水道光熱費
1,686ドル。
3月から在宅勤務が始まったので電気代が2019年より上がりました。
- 電気 : 680ドル
- 水道 : 562ドル
- ガス : 294ドル
- ゴミ回収 : 150ドル
通信費
999ドル。
- Wifi : 627ドル
- 妻のスマホ通信料 : 372ドル
ネット回線はCoxのWifiのみの契約で、ケーブルテレビや固定電話は契約してません。
僕のスマホ通信代は会社からスマホが支給されているので、妻のスマホ通信料だけになります。
もともとの妻のスマホ通信代は月40ドルだったのですが、月30ドルのプランに変更しました。
スマホ通信代の見直しは一度やってしまえば、それ以降手間なく10〜30ドルとか節約できるのでやってみましょう。
ガソリン
478ドル。
2020年は在宅勤務と旅行にあまり行かなかったことで、車を運転する時間は大幅に減りました。
自動車
車2台持ちで、3,392ドルでした。
コロナでそんなに車に乗らなくても、自動車保険やDMV登録料はしっかりかかりました。特に保険は高い…。
- 自動車保険:2,292ドル
- DMV登録料:615ドル
- 車のメンテナンス:428ドル
- ロードサービス:40ドル
- 洗車:17ドル
医療費
963ドル。
歯医者が高く、虫歯治療、検診、クリーニングなどで854ドルでした。
- 歯医者:854ドル
- その他の病院や薬:109ドル
教育費
6,911ドル。
コロナにより3〜6月は休校やオンライン授業となり、月謝が少し安くなりました。
現地の公立校だと学費が無料になるのですが、いずれ日本に帰るので4歳のうちは日本語の土台を固めたいことから、日本語の私立幼稚園に週5日通っていました。
- 月謝(サマースクール込):6,640ドル
- サッカーの習い事:160ドル
- その他:111ドル
服、美容
1,155ドル。
我が家では服と美容はケチらないと決めています。
僕は日本では服が大好きだったのですが、カリフォルニアでは車移動だからかあまりおしゃれする気がなくなってきて、服にはそこまで使っていません。
でも、妻は美容代をケチると生活満足度が下がるとのことで、化粧品はいいのを使っています。
- ヘアサロン : 509ドル
- 化粧品 : 417ドル
- 服 : 229ドル
娯楽、旅行
448ドル。
コロナによりほとんど旅行できず、1泊でサンディエゴへ旅行に行っただけです。
この写真はトーレパインズ州立保護区のビーチへのトレイルコースで撮ったものです。景色きれいでした。
サンディエゴの子連れ旅行におすすめの観光スポット15選~おすすめホテルとタコスも~
駐在期間は限られているので、コロナだとしても旅行をもっとしておいてもよかったです。
他にはヨガ、ゴルフ、テニス用品購入などへの支出でした。
ちなみに、ホテル予約、レンタカー、スポーツ観戦チケット購入などのときにRakutenを使うと1〜10%キャッシュバック返ってくるのをご存知でしたか?
アメリカでお得に買い物できるRakutenについて、詳細記事を書いたので参考にしてみてください。
>>アメリカRakuten(楽天)のキャッシュバック受け取り方
投資
13,012ドル。
2020年2月から株式投資を開始しました。
毎月給料日翌日に1,000ドルずつ積み立てるシンプルな投資法です。
>>アメリカ駐在中の株式投資方針~僕の情報すべてさらします~
僕が投資を生活費に入れる理由は、早いうちからつぎの2つに備えなけばいけないからです。
- 子供の大学費用
- 老後資金
もし将来、子供がアメリカの大学に行きたいなら行かせてあげたいと思っていますが、アメリカでは私立大学の学費が高い(年間3〜40,000ドルくらい)ですね。
長期投資なら複利が活きるので、早いうちから投資に資金を回しておき、投資期間を1年でも伸ばしたいからです。
学費が安く収まれば、そのまま老後まで配当再投資を繰り返して年金にします。
アメリカ駐在中に投資を経験しておくことが将来の余裕ある生活に繋がると思い、僕は天引き貯金のごとく投資資金を毎月確保しています。
その他
その他出費が2,103ドルで、内訳がつぎの通りです。
- 在宅勤務用のホームオフィスセット : 431ドル
- 出張などの建て替え : 1,616ドル(仕事の経費なので会社から清算されますが)
- その他雑費 : 56ドル
在宅勤務を充実させるためにホームオフィスセット一式をそろえました。
生産性もアップして、これはいいお金の使い方でした。なによりホームオフィスを自分好みに作れたのは、コロナで旅行できない中のちょっとした楽しみでもありましたね。
アメリカ生活の節約のアイデア
アメリカでは、家族で外食すると100ドル以上かかってしまいます。
でも、ハンバーガー以外は日本の食べ物のほうが美味しいと思っています。我が家では、外食はほとんどしません。
『外食が少ないとなんか生活が味気ない…』と感じるかもしれませんが、最近お金を使わなくても楽しくすごせるんだなぁと思うようになりました。
我が家でお金を使わなくても楽しいことは『家族で公園ピクニック』です。
食事の味を楽しむだけなら日本の方がコスパがいいと考えているのと、アメリカの広々とした公園は日本では簡単にできない体験だと思っています。
このため、我が家はときどきおにぎりやサンドイッチを公園に持っていき、レジャーシートを敷いてピクニックしています。
食べたら子供サッカーをしたり、スクーターで競争したりと、家族で充実した休日をすごせます。
お金はほとんどかからないので、コスパ良しのおすすめの休日の過ごし方です。
お金が貯まらないで悩んでいたら、意外と近くにお金使わなくても楽しめる場所があったりするので探してみると発見があるかもしれません。
アメリカの本物のお金持ちも実はお金のかからない趣味で休日を過ごしているみたいですよ。
>>本当のお金持ちの意外な実態、『1億円貯める方法をお金持ち1351人に聞きました』の要約
アメリカ生活の節約術もまとめていますので、もしよろしければ参考にしてみてください。
アメリカ生活の節約術32選【30代で5000万円貯めた僕がアメリカで使える節約術公開】
まとめ
2020年の生活費はつぎのとおり[1ドル=110円]でした。
- 年間 : 78,384ドル(8,622,240円)
- 1ヶ月 : 6,532ドル(718,520円)
2020年はコロナにより旅行、ガソリン、教育費などが安く収まりました。
節約にもおすすめなお金使わない家族の過ごし方として、公園でピクニックをやってみてください。
カリフォルニアは生活費が高くてよく資金がショートしていました。
Wiseという「低い手数料で簡単に円からドル転してアメリカの銀行に送金できるサービス」を開設しておくと、生活資金が厳しくなったときにもドルを補填できて助かるので、口座開設しておくことをおすすめします。
Wiseの紹介リンクから申し込むと初回の送金手数料が約600ドル(約90,000円)までなら無料になります。
>>【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
コロナ前であれば2019年、コロナ後の2021年、2022年の生活費も参考になると思いますので、ご興味があればチェックしてみてください。
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2019年