アメリカ・カリフォルニア暮らし3人家族のリアルな生活費(2021年)を公開します。
先に結論を言ってしまうと、次のとおり[1ドル=110円]でした。
- 1年間 : 105,835ドル(11,641,850円)
- 1ヶ月だと : 8,820ドル(970,200円)
僕はアメリカでも4年以上家計簿をつけていて出費には敏感ですので、正確な生活費をお伝えできると思います。
カリフォルニアへ駐在、引っ越しの予定があれば参考にしてみてください。
目次
家族構成と条件(2021年)
生活費は家族構成や住む場所などの条件で大きく変わるので、まずは我が家の条件を示します。
- 3人家族
- 日系企業の駐在員
- 妻は専業主婦
- 子供は5歳で私立幼稚園通い(週5日)
- 家は一軒家を賃貸(3ベッドルーム)
- 車2台持ち
- カリフォルニア・オレンジカウンティ在住
オレンジカウンティは生活費が高い地域で、全米でだいたい10位前後に入っています。
このため、我が家の生活費もアメリカで高い水準になります。
都市別の生活費ランキングはこの通りです。
- 1位 : ニューヨーク・マンハッタン
- 2位 : カリフォルニア・サンフランシスコ
- 3位 : ハワイ・ホノルル
- 4位 : ニューヨーク・ブルックリン
- 5位 : ワシントンDC・ワシントン
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- 11位 : カリフォルニア・オレンジカウンティ
- 12位 : カリフォルニア・ロサンゼルス
- 13位 : カリフォルニア・サンディエゴ
駐在員だと生活費はどうなるの?
と疑問に持たれる方もいると思います。
駐在員は会社によって補助の仕組みがかわるので、お勤めの会社のルールを確認する必要があります。
この記事の生活費はアメリカで生活したそのままの生活費で、会社からの補助を考慮していません。(僕の会社は給料としてあとで補助も振り込まれるので、会社に直接払ってもらう支出はなく、リアルなアメリカの物価で生活してます)
家賃、自動車、保険などで会社を介すタイプの支出があれば、僕のこの生活費カテゴリにご自身の自己負担率をかければ、駐在中の生活費は予測できるはずです。
例えば、家の契約は会社とオーナーが直接おこない、家賃3,200ドルのうち30%だけ自己負担すればいい場合、家賃は3,200ドル x 30% = 960ドルと計算できると思います。
アメリカ・カリフォルニア在住家族の2021年の生活費
2021年の生活費は年間と月間(年間を12ヶ月で割ったもの)で、つぎのとおり[1ドル=110円]でした。
- 1年間 : 105,835ドル(11,641,850円)
- 1ヶ月だと : 8,820ドル(970,200円)
支出カテゴリー上位5つはつぎの通りで、この5つだけで全支出の84.4%を占めました。
カテゴリー | 支出の比率 | 年間生活費 | 1ヶ月あたり生活費 |
家賃 | 35.8% | 37,900ドル | 3,158ドル |
投資 | 17.8% | 18,817ドル | 1,568ドル |
教育費 | 13.9% | 14,686ドル | 1,224ドル |
食費、日用品、外食 | 10.3% | 10,849ドル | 904ドル |
娯楽、旅行 | 6.6% | 6,976ドル | 581ドル |
それでは各カテゴリー別に補足していきます。
食費、日用品、外食
10849ドル。
我が家は食べ物や日用品はスーパーでまとめて買い、あまり余計な物を買いません。コンビニやスタバはほとんど行きません。
日本食は定価の1.5~3倍くらいと割高になりますが、それでも自分に合う食事は重要です。日系スーパーには2週間に一回くらい通っていて、そこでの買い物は毎回200〜300ドルと高くなりますが、それでも月平均904ドルで収まってました。
外食はハンバーガーが多く、そこまで高いお店では食べません。
家賃
37900ドル。
家賃が6月から月100ドル値上がりし、3200ドル/月になってしまいました。
家計改善のためには電気代などの小さなものを削るより、家賃、車、保険などの大きな固定費から削っていくのが効率が良いです。
しかし、日本と違ってアメリカは家賃相場が上がっていくので、家賃の値下げ交渉はかなり厳しい事情があります。
水道光熱費
1902ドル。
各料金の内訳は次のとおりです。
- 電気 : 860ドル
- 水道 : 658ドル
- ガス : 229ドル
- ゴミ回収 : 155ドル
ここはケチるとストレスがたまるので、節約などは考えてません。電気のつけっぱなしとかはしませんが。
通信費
1065ドル。
内訳は次のとおりです。
- Wifi : 693ドル
- 妻のスマホ通信料 : 372ドル
ネット回線はCoxのWifiのみで、ケーブルテレビや固定電話は契約してません。インフレの影響からか、年末頃からWifi代は緩やかに値上げされています。
会社から仕事用スマホが支給されているので、通信料は妻のスマホ用だけになります。
もともとの妻のスマホ通信代は月40ドルだったのですが、月30ドルのプランに変更しました。
スマホ通信代の見直しは一度やってしまえば、それ以降手間なく10〜30ドルとか節約できるのでやってみましょう。
ガソリン
785ドル。
これまでは通勤、子供の送り迎え、お買い物やお出かけに車を使いますので、ガソリン代は家庭で気になるところでした。
しかし、2020年のコロナパンデミック以降は在宅勤務になったので、以前ほどガソリン代がかからなくなりました。
コロナ前の2019年とくらべると半分くらいになりましたね。
自動車
車2台分のガソリン以外の自動車関連の支出が合計3429ドルでした。
- 自動車保険 : 2284ドル
- DMV登録料(2台) : 597ドル
- メンテナンス、修理費用 : 452ドル
- ロードサービス : 40ドル
- 洗車 : 56ドル
我が家の電気自動車のエンジンがかからない問題がありバッテリー交換などもろもろのメンテナンス費用が発生。
他にも釘を踏みタイヤ修理で50ドルと、車はいろいろお金がかかりますね。
医療費
3061ドル。
内訳はつぎのとおりです。
- 歯医者:2959ドル
- その他の病院や薬:102ドル
僕は虫歯を2本クラウン治療し、妻も小さな虫歯を数か所治療したので、今年は歯医者にお金がかかりました。
子供には、将来虫歯が多くならないよう、小さなうちからしっかりと朝晩のフロスと歯磨きを徹底しています。
教育費
14686ドル。
6月までは日系幼稚園に週5日、9月からは私立のキンダーに週5日通いながら週1で日系幼稚園にも通ってます。
- 日系幼稚園 : 6668ドル
- キンダー(入学金含) : 6750ドル
- 習いごと(サッカー、体操) : 742ドル
- その他 : 526ドル
その他は先生へのクリスマスギフトやプレゼント、学校の写真、文房具や本、妻のESLクラスのテキスト代などいろいろ。
服、美容
1402ドル。
内訳はつぎのとおりです。
- 美容院: 903ドル
- 化粧品: 332ドル
- 服: 167ドル
日系の美容院は高いですが、現地のヘアカットはもっと安いそうです。
化粧品をケチると妻は生活満足度が下がるので、わりといいのを使ってるようです。
服にこだわらなければアメリカではそんなにお金がかかりません。
娯楽、旅行
6976ドル。
2021年はつぎの娯楽、旅行ができました。
2021年もコロナウィルスで旅行にためらいがありましたが、思い切って4泊5日でフロリダのディズニーワールドに行きました。
アメリカ国内からでも飛行機、ホテル、パークチケットなどで5000ドル以上かかりましたが、一生の思い出になりました。
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コロナ以降、久しぶりにNBAも観戦できて嬉しかったですね。
NBA観戦の楽しみ方と注意点~クリプトアリーナの持ち込み制限に注意!~
アメリカに住むのは数年ですし、日本に帰国後に後悔しないようにこの娯楽費はかかってもいいと思っています。
ちなみに、ホテル予約、レンタカー、スポーツ観戦チケット購入などのときにRakutenを使って予約すると1〜10%キャッシュバック返ってくるのをご存知でしたか?
アメリカのキャッシュバックサイト・Rakutenについての詳細記事を書いたので、少しでもお得に旅行やスポーツ観戦したいなら参考にしてみてください。
>>アメリカRakuten(楽天)のキャッシュバック受け取り方
投資
18817ドル。(投資は生活費ではありませんが、現金を消費して株を購入したので一応含めています)
2021年は毎月1,500ドルずつ米国ETFを積み立てました。
- なぜ株式投資がいいのか?
- アメリカ滞在中はどんな方針で投資してるのか?
- 投資って具体的にはなにしているの?
など疑問があれば関連記事を参考にしてみてください。
>>アメリカ駐在中の株式投資方針~僕の情報すべてさらします~
その他(一時帰国とプレゼント)
この項目は家族3人での一時帰国やプレゼントなどの臨時出費です。
一時帰国には4695ドル。
コロナにより日本へ入国するためにはPCRテストが追加で必要でした。
日本でのホテル(隔離期間も含む)、移動、食事代、買い物などにも別途数十万円かかってます。
他には人が異動や退職するときのプレゼントやお悔みのシンパシーフラワーなどに268ドル。
アメリカ生活の節約のアイデア
使ってないサブスクや年会費ありのクレジットカード、通ってないジムなど放置してませんか?
なんかお金が溜まらないなら、たった月10ドルだとしても不要な固定費を削ることから検討してみてください。
浮いたお金で美味しい物を食べたり、資産運用で増やしたりなどよりよい使い道に割り振りましょう。
アメリカ生活の節約術30個もまとめていますので、もしよろしければ参考にしてみてください。
アメリカ生活の節約術32選【30代で5000万円貯めた僕がアメリカで使える節約術公開】
アメリカの生活費(2021年)まとめ
2021年の生活費はつぎのとおり[1ドル=110円]でした。
- 1年間 : 105,835ドル(11,641,850円)
- 1ヶ月だと : 8,820ドル(970,200円)
投資を除いても月に7,252ドル(約80万円)とカリフォルニアは生活費が高いことがわかりますね。
ちなみに、Wiseという「低い手数料で簡単に円からドル転してアメリカの銀行に送金できるサービス」を開設しておくと、生活資金が厳しくなったときにもドルを補填できて助かるので、口座開設しておくことをおすすめします。
>>海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
2019、2020、2022年の生活費もまとめてありますのでご参考にどうぞ。
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2019年