会社からアメリカ駐在してほしいと言われたら、、、
初の海外赴任のチャンス!
でも本当に駐在すべきか?何から準備すればいいのか?英語できなくて大丈夫?
こんな疑問が出ることでしょう。
この記事はそんな基本的な疑問の解決する以外にも、アメリカ駐在期間を楽しく充実した生活にするためにも役立つはずです。
アメリカに5年間駐在した僕が必要な情報をまとめました。
僕はここで紹介することを実践しながらアメリカ生活して、今では英語以外のスキルも向上して成長を実感したり、アメリカ旅行の思い出にも浸り、0から作りあげたドルの金融資産は11万ドル(約1,500万円)以上になりました。
つまり、スキル、思い出、金融資産などの多くの財産を手に入れアメリカ駐在して本当によかったなと思っています。
そのステップとは具体的には、
- 1, 本当に駐在すべきかを正しく判断
- 2, アメリカ赴任準備
- 3, 渡米後アメリカ生活環境を立ち上げ、アメリカ暮らしに慣れる
- 4, アメリカ生活で節約と投資で資産を増やす
- 5, 旅行などアメリカでしかできない事を体験しまくる
- 6, 後悔なく日本へ帰国
そのために必要な情報をすべて簡単にまとめていますので、ご自分の今の立場に応じて取り入れられそうなところは参考にしてみてください。
各パートに詳細記事も貼ってありますので、もっと具体的に知りたい場合は詳細記事もチェックしてみてください。
目次
アメリカ赴任前の決断と準備
会社からアメリカ駐在を任命されたらまず本当に駐在すべきかの決断をし、赴任する場合は準備を始めましょう。
まず、駐在すべきか決断するにはメリット(得られるもの)とデメリット(失うものや辛いこと)を知り、家族としっかり話し合うことが必要です。
アメリカ駐在のメリット
アメリカ駐在というと親も子も英語を話せるようになり、アメリカ旅行もできて思い出を作れるイメージがあると思います。
しかし、得られるものはそれだけではありません。
帰国後にもキャリアアップ、万能的なスキル、新しい趣味、資産が貯まるなど、メリットはたくさんあります。
アメリカ駐在のメリット【駐在後のキャリア、得たスキルや新たな趣味】
アメリカ駐在のデメリットや辛いこと
日本で当たり前だったことがアメリカではできなくなります。
最低限の英語力と車の運転が必要で、どちらもできないとやりたいことができなくてストレスがたまってしまいます。
物価が高く、気軽に日本食を食べられませんし、温泉もありません。日本から遠いので自分の両親に子供をあまり会わせてあげられないなど悩みもあります。
駐在するデメリットが家族にとって許容範囲かを考えると、正しく駐在の決断ができるはずです。
メリットとデメリットを知り家族と話し合った結果、アメリカ駐在の決断をされましたか?
決断したら準備を開始していきますが、赴任前は忙しくなるので余裕を持って準備していきましょう。
アメリカ駐在が決まったら日本で準備すること
アメリカで働くためにはビザが必要になります。
普段の業務に加え、ビザを取るための準備や面接、引っ越し準備、英語の勉強などやることはたくさんあります。
やることリストを作って計画的に一つ一つ終わらせていきましょう。
【アメリカ赴任準備】駐在が決まってから赴任までに準備すること
ちなみに、アメリカは物価が高く生活費がかかります。
生活の立ち上げにも初期費用がどうしてもかかりますので、僕は2~3百万円分くらい赴任の時に外貨送金でドルを準備しました。
僕は大手の日本の銀行で外貨送金して手数料をたっぷりとられてしまいましたが、Wiseという海外送金サービスだと低い手数料で簡単に円からドル転できるので、こちらを口座開設しておくことをおすすめします。
Wiseの紹介リンクから申し込むと初回の送金手数料が約600ドル(約90,000円)までなら無料になります。
>>【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
英語ができないのにアメリカ駐在するとどうなるか?
これからアメリカに住むのに、奥さんが英語できなくて心配なことが多いと思います。
実はアメリカでも英語ができなくても生活はできます。
でも、英語がまったくできないと生活でストレスが溜まることも多々あります。
ちょっとした会話ややりたいことを伝えられるように英会話には慣れておきましょう。
駐妻さんのための英語勉強方法
駐妻さんはアメリカでは働くこと禁止されている場合もあり、生活するだけなら日常会話ができれば問題ありません。
難しい単語を知ったり、議論できるようにならなくてもいいです。
中学、高校の文法と単語を覚えて、英語を話せる場を自分で作り、覚えたことを使いながら英会話に慣れているだけでもだいぶ違います。
勉強する時間がなければ、駐妻さんの生活に必要な英語に特化した教材を利用するのも効率的です。(以下記事で紹介してます)
英語を話せるようになるために何をやったらいいかわからなくなりがちですが、日常生活するという目的が明確なため英語の勉強方法は以外とシンプルです。
アメリカ駐在のための英語勉強方法~駐妻さんは生活できるレベルでOK~
アメリカの最低限のマナーを知る
日本で当たり前だった行動や言葉もアメリカでは失礼にあたることもあります。
- サービスを受けたらチップを払う
- 握手は右手で『グッ』としっかり握る
- 食事のときは音を立てない
- おいでの手招きジェスチャーは手のひらが上など
アメリカ人と食事やコミュニケーションを取ることも多いので、トラブルにならないよう最低限のマナーを知っておきましょう。
アメリカ駐在中は生活と仕事に慣れ、資産を作り、旅行など楽しむ
日本で準備を終え、アメリカに到着したらすぐ生活を立ち上げます。
生活に慣れてきたら、仕事しながらアメリカ生活も楽しみましょう。
どの国でも悩むのはお金の問題。
アメリカ生活で快適に暮らすにはお金の管理も大事だと思いますので、僕のノウハウもまとめてあります。
赴任してすぐアメリカ生活を立ち上げます。そして、日本と違う文化や生活スタイルに少しずつ慣れていきましょう。
アメリカ赴任の直後にやること
アメリカに到着してからは家も車もありませんので、しばらくホテル暮らし&レンタカーで生活を立ち上げます。
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)、運転免許証なども仕事に慣れながら取得していかなくてはいけません。
海外生活は不安がいっぱいで同じ境遇の日本人同士助け合いができた方がよく、他の駐在家族と仲良くなっておくことも大事です。
アメリカ生活に慣れる
アメリカで生活する環境を立ち上げたら生活に慣れていきます。
治安や規制も日本とは違うので日本の常識のまま行動しないよう注意しましょう。例えば、
- 車に子供を放置したまま買い物に行かない
- 夜中に外を出歩かない
- 電車の中で居眠りしないなど
アメリカではなにをするにも車、ゴミの分別が適当、いろんな国の食事を食べられるなどいろいろと新鮮ですので、生活に慣れつつこの環境を楽しめるといいですね。
【アメリカ暮らしの様子】渡米前に知っておくべき日本とは違う文化と生活
また、在米日本人がアメリカの文化に戸惑うこともだいたいみんな共通しています。
>>【アメリカ生活あるある17線】在米日本人が共感するアメリカの試練
アメリカは日本より物価が高く、ちょっとしたことでお金が飛んでいきます。
どのくらい生活費がかかるかは、僕の2019年、2020年、2021年、2022年のカリフォルニアでの生活費をまとめてますので興味があればチェックしてみてください。
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2019年
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2020年
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の年間生活費_2021年
>>アメリカ・カリフォルニア在住家族の1ヶ月の生活費_2022年
生活が破綻しない貯金残高をまずは貯め、余剰資金ができたらアメリカで資産運用してマネーリテラシーを高めましょう。
アメリカ駐在中の生活防衛資金
僕は最初の2年くらい銀行口座残高がギリギリで生活していて、何かあって貯金がなくなったらどうしようかと不安でした。
アメリカでもある程度の貯金があると安心して生活できるので、まずは生活防衛資金を貯めましょう。
生活していたら思った以上にお金がかかり資金が少なくなって心配になることもあると思います。
いざというときに簡単に円をドル転してアメリカの銀行口座に送金できるようにしておくと安心です。
手数料が安いのはWiseというサービスで、登録は無料なので口座開設しておくのがおすすめです。
Wiseの紹介リンクから申し込むと初回の送金手数料が約600ドル(約90,000円)までなら無料になりますので、ぜひご活用ください。
>>【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
アメリカ生活の節約術
アメリカでなにも気にせずに暮らしていると、会社補助が充実している駐在員でもなかなかお金が貯まりません。
まずはざっくりでも支出を把握し、大きな支出から見直ししていきます。
- お金のかからない趣味を楽しむ
- なるべく自炊する
- 家庭にあうクレジットカードを使うなど
など、調べたり考えたりしているといろいろと節約する術があることがわかります。
ケチケチした生活はストレスになってしまうので、無理のないレベルでご家庭にあった節約術を編み出してみてください。
アメリカ生活の節約術32選【30代で5000万円貯めた僕がアメリカで使える節約術公開】
アメリカ駐在中の資産運用は株式投資
せっかくいろんな金融商品があるアメリカに住んでいるので、資金に余裕ができたら資産運用に挑戦してみましょう。
米国株投資は日本での資産運用にも活躍します。
駐在中は仕事や家族のケアで忙しいので、手間がかからず年利5〜10%くらいを狙える株式投資はおすすめです。
僕は証券口座Charles SCHWABで米国ETFに投資しています。
僕は個別株投資は合わないので、分散された手数料の安いETFしか買わない方針です。
分散された銘柄にしか投資しないので、買ったら長期的に持っておくだけでお金は増えていきます。
ポートフォリオや毎月やっていることを公開していますので、興味があれば参考にしてみてください。
僕のアメリカ駐在中の株式投資方針~4年間運用を続けたらこうなった!~
アメリカ現地の証券口座で投資し、配当や利子を受け取ると税金がかかります。
税金の手続きがめんどくさそうと感じるかもしれませんが、確定申告のときに次の2つの作業が追加になるだけなので意外と簡単です。お勤め先が契約している会計事務所経由で確定申告する前提。
- Form 1099-DIV/INTを証券会社から入手し会計事務所へ提出
- 確定申告システムにForm 1099-DIV/INTの数字を記入
アメリカ駐在中の株式投資にかかる税金と確定申告で増える手間2つ
駐在員は忙しく仕事しながら、旅行などアメリカ生活も楽しまないともったいないですね。
アメリカの働き方
アメリカで働き始めると日本との働き方の違いに戸惑うと思います。
マジで残業しない、個人主義、100%の出来を目指さずに上手に手を抜くなど、真面目な日本人からすると「これで大丈夫なの?」って疑問でしょう。
ですが、日本の働き方が正解とは思い込まずに、アメリカ人の働き方を参考にすると視野が広がるはずです。
自分があとで困らない仕事であれば思い切って手を抜いてしまうアメリカ人の大胆さが、僕にはとても勉強になりました。
旅行などアメリカでしかできないことを体験
一度しかない人生、アメリカに住めるのも駐在しているときしかありません。
日本帰国後に後悔しないよう、駐在中はアメリカを存分に楽しむことが人生を充実させるはずです。
バーベキュー、アメリカ国内旅行(国立公園、ディズニーなど)、スポーツ観戦などなど、5年の駐在生活で気づいたアメリカでしかできないことをまとめました。
日本ではできないことをたくさん体験し『アメリカの生活は本当に充実してたなぁ…』と後悔なくアメリカ駐在を終えてください。
アメリカでしかできないこと〜アメリカでやり残した事はない?~
日本へ本帰国の準備
アメリカ駐在期間は4〜5年と言われていますので、いつかは日本へ帰国することになります。
引っ越し、車の売却、会社やお友達とのお別れなど本帰国前はかなり忙しくなります。
それらの必要なことはやりつつ、アメリカでしかできないことも後悔のないように実行しておきましょう。
【アメリカ駐在終了】日本へ本帰国のための準備・やることリスト
ちなみに、僕は日本へ帰国後はFIRE(早期リタイア)を目指して株で資産運用していこうと思っています。アメリカで学んだ金融知識を生かして、日本での投資ポートフォリオも考えています。
2024年から日本では新たなNISA制度に代わって生涯1800万円までと大幅に非課税投資枠が増えたので、各自が自分に合った投資戦略を検討することが大事になってきましたね。
アメリカから帰国する際に、車の売却や家のセキュリティデポジット返却などで米ドルが数万ドル残ると思います。
このアメリカに残った現金ドルは日本では使わないので、円転して日本へ送金して使うのも手です。円安な今のうちに外貨送金しておくと円がいっぱいもらえてお得かもしれません。
Wiseという海外送金サービスは送金手数料が安くて簡単なのでぜひご活用してみてください。
Wiseの紹介リンクから申し込むと初回の送金手数料が約600ドル(約90,000円)までなら無料になります。
>>【紹介コードあり】海外送金・Wise(旧トランスファーワイズ)の評判/口コミは?
まとめ : これからアメリカ駐在する方へ
日本から遠くはなれた異国の地で生活し働くのはとても大変です。
ですが、そこで得られるものもとても多く、日本へ帰ってからも役に立つはずです。
アメリカ駐在中はうまく節約と投資でお金を増やしながら、アメリカ旅行しまくっていろいろと体験するのがいいと思います。
正しい資産運用をしていると資産は長期的には増えていくのでお金に働いてもらいながら自分の時間は大切にし、家族と穏やかに過ごしたり、アメリカ旅行、仕事などに集中できたら充実した期間になると考えています。
あなたが充実したアメリカ駐在生活で、良いキャリアを積み、たくさんの思い出が作れることを願っております。